
ノリス、わずか数時間で一転「まだ可能」90点差の王座防衛へ、メルセデスの“マクラーレン化”に期待
ランド・ノリス(マクラーレン)が、2026年F1第12戦オランダGPのスプリント終了後に口にしたタイトル防衛への悲観的な見方を、わずか数時間後に撤回した。公式予選でポールポジションを獲得すると、「可能性があると分かっているのはいいことだ」と語り、90ポイント差からの逆転に希望を示した。
ノリスは2番グリッドからスプリントをスタートしたものの、3位に後退。マクラーレンが低速コーナーで抱える弱点を理由に、今季のタイトルを争うのは難しいとの見方を示していた。
ポール獲得で一転「まだタイトルは可能」
その数時間後、公式予選でノリスは、メルセデスの2台に0.1秒以上の差をつけ、2戦連続のポールポジションを獲得した。
マシンにまだ改善すべき部分があるという認識は変わっていない。それでも、ドライビングを通して現状のパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出せていると感じており、タイトル争いについて、スプリント直後より前向きな言葉を口にした。
「僕らとしては、まだ追いつこうとしている部分がいくつかある。でも今のところ、僕はそこからすべてを引き出せている。それについては満足できる」
「まだ先はものすごく長い。楽観的に考えているし、まだ可能だと信じている。今はそれだけで十分だ」
メルセデスに期待「昨季のマクラーレン化」
ノリスがタイトル防衛の可能性を完全に捨てていない背景には、2025年シーズンの逆転劇がある。
昨季のオランダGP終了時点で、ノリスは選手権首位に立つチームメイトのオスカー・ピアストリに34ポイント差をつけられていた。それでも最終戦までに逆転し、悲願のF1王者に輝いた。
さらに、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もオランダGP終了時にはピアストリから104ポイント離されていたが、最終的にはノリスとの差を2ポイントまで縮めた。
ノリスはその2025年シーズンを振り返りながら、逆転でのタイトル防衛には、メルセデスが昨季の自分たちのように数多くのミスをする必要があると冗談交じりに語った。
「僕らが去年やらかしたみたいに、ラスベガスではメルセデスの2台がそろって失格になって、カタールでは実質ノーロスでピットストップできる状況なのに彼らがピットに入らないことを期待している」
「彼らが同じようなミスをしてくれれば、たぶん同じくらい簡単になる。でもまあ、毎年状況は違うんだけどね」
2026年F1オランダGP予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリと、その後方をメルセデス勢が占める結果となった。
決勝レースは日本時間8月23日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4259mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。