チーム代表のクリスチャン・ホーナーと話をするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2022年9月2日F1ベルギーGPフリー走行
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、レッドブルRB18のペース不足に驚きなし…不具合響き0.7秒遅れの8番手

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はギアボックストラブルによって週末の全プラクティスの27%近くを失い、母国F1オランダGPの初日を最速フェラーリから0.7秒遅れの8番手で終える厳しい出だしを強いられた。

支配的な強さを見せた先週末のスパとは対照的に、ザントフォールトはカレンダーの中でも3本の指に入るハイダウンフォース・サーキットだ。そのためフェルスタッペンは元より母国での苦戦を予想していたものの、ギアボックストラブルは想定外の事態だった。

本来であればFP1で課題を洗い出し、FP2に向けてセットアップを調整して対処するところだが、そのFP1はトラブルのために60分の内の50分を失う形となった。

「FP1では貴重な走行時間を失ってしまい、ソフトタイヤでの走行ができず、ハードタイヤを履いたFP2ではグリップが足らず、バランスがあまり良くなかった」とフェルスタッペン。

「でもセッションは1時間しかないからクルマを大幅に変える事はできないし、手持ちの状態で対処するしかなかった」

「今日はあまり良い1日にはならなかったけど、もっと上手くやれるように、一晩で洗いざらい見直すつもりだ」

奇しくも週末に先立ち、レッドブルはフェルスタッペンのギアボックスに関して、メインシャフトのロックインサート交換を行っていた。

初日をリードしたのはライバルのフェラーリ。1分12秒345のトップタイムを記録したシャルル・ルクレールからはコンマ7秒遅れた。

フェラーリとのギャップについて驚いたかと問われるとフェルスタッペンは「正直なところ、改善できる部分は山ほどあるし、走行中にタイム差を目にしたけど特に驚く事はなかった」と答えた。

「改善に向けて検討していくけど、まだ今夜があるし、もちろん、FP3も残ってる。もっと競争力を高めるために頑張るよ」


F1オランダGPの3回目のフリー走行は日本時間9月3日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。

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