角田裕毅「順調だったのに…」赤旗グラベルはミスに非ず…感触不良も力強い走りで11番手
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は9月2日(金)のF1第15戦オランダGP初日に11番手という力強いパフォーマンスを披露するも、FP2の最終盤に赤旗の原因を作り、幾らか走行時間を失った。
残り12分、角田裕毅はコースオフを喫してグラベルに囚われ抜け出せず、セッションは赤旗中断を余儀なくされた。とは言え、シニアチームのセルジオ・ペレス(レッドブル)を上回り、チームメイトのピエール・ガスリーに0.247秒差をつけるラップをまとめてみせた。
🔴 RED FLAG 🔴
Tsunoda has beached his car in the gravel #DutchGP #F1 pic.twitter.com/YIWvV0vrum
— Formula 1 (@F1) September 2, 2022
ただ、このコースオフはミスによるものではなかったようで、曰く「突風に見舞われた」事が原因だった。この日の角田裕毅について、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは次のように評した。
「ロングランではユーキがターン10の出口でアクセルを踏み込んだ際に突然、突風に見舞われてコントロールを失い、残念な事にそのままセッションを終える事になってしまった」
「ソフトタイヤでユーキがコンペティティブなラップをまとめてくれたのは良かったが、チームとしては期待に沿うパフォーマンスを引き出せなかった。今夜の仕事は山積みだ」
クルマの感触があまり良くなかった
角田裕毅
FP2: 11位 1分13秒419 / 19周
FP1: 17位 1分14秒630 / 31周
FP2の最終スティントまでは悪くない展開だったと思うのですが、ロングランの最中にグリップ不足に悩まされ、更に不運な事に突風の影響でコントロールを失い、グラベルトラップに入ってしまいました。
今日は全体的にクルマの感触があまり良くなかったのですが、両セッションを通じて大量にデータを得ることができたので、今夜はこれを分析して明日に向けてまとめていきたいと思います。
初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはカルロス・サインツが続き、F1オランダGPのFP2ではフェラーリがタイムシートのトップを独占した。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。上位3名のギャップは僅か1000分の72秒だった。
F1オランダGPの3回目のフリー走行は日本時間9月3日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。