セレモニーに参加するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2020年F1アイフェルGPにて
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フェルスタッペン、失態続きのモンテカルロ市街地戦…今年こそ初表彰台へ「ミスが許されない事はよーく分かってる(笑」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2021年FIA-F1世界選手権第5戦モナコGPに先立って抱負を語った。

一昨年のレースでは2位でチェッカーを受けるも、5秒ペナルティーのために最終4位という結果に終わった。タイヤ交換を終えてピットアウトした際、バルテリ・ボッタス(メルセデス)と横並びになり接触した事が審議となり、アンセーフリリースの裁定が下った。

意外と思われるかもしれないが、フェルスタッペンはモナコGPでまだ一度も表彰台に上がった事がない。

モナコデビューを飾った2015年はロマン・グロージャンと接触してリタイヤ。翌2016年に至ってはフリー走行、予選、そして決勝レースの全てでクラッシュを喫した。

2017年は5位フィニッシュと3度目の挑戦にして初めて完走を果たしたが、翌18年はFP3で再びクラッシュを喫して予選出走ならず最後尾スタートからの9位に終わり、前回大会の2019年は4位という結果だった。

マックス・フェルスタッペンF1モナコGPに向けて

スペインGPを振り返って

自分的には満足だけど、チーム的には最高にスムーズな週末というわけじゃなかったし、レース全体を通してペースも不足していた。それでも2位を確保して大量にポイントを獲得できた事は良かったけどね。

まだシーズンは始まったばかりだから、今後も手を抜かずにプレッシャーをかけ続け、そろそろ勝利数を増やしていかなきゃならない。

僕らは常に状況を分析し続けているし、今後も全力を尽くしていくつもりだ。

メルセデスに対抗するため改善が必要な箇所は?

バルセロナではタイヤのデグラデーションのみならず、クルマの全体的なペースという点でもメルセデスに劣っていた。ターン1でルイスの前に出る事ができたけど、あれがなければ彼がレースの大部分を支配していたはずだ。

僕らとしてはただただ、これからも改善を続けていく必要がある。

モナコに向けての意気込み

モナコGPはいつだって特別なイベントだよ。コース幅は本当に狭く、予選でのドライブはアメージングで、他のサーキットとは全然違う。全てを上手くまとめ上げる事がでると思わず笑みがこぼれてしまう。良いラップになったはずって実感が湧くんだ。

僕はまだモナコで一度も表彰台に上った事がないから、今回こそは是非!って思ってる。

とにかくクリーンな週末を過ごすことが大切だね。モナコでの僕らに速さがあるかどうかは分からないけど、今シーズンのこれまでの予選ではかなり接近していたから、今回も同じようになって欲しいって思ってる。

予選の重要性について

モナコでミスが許されない事はよーく分かってるよ(笑)。土曜日にきちんとやるだけさ。

レースでオーバーテイクしてポジションを上げるのは難しいけど、ここでは何が起きても不思議はないから、表彰台に上がるためには土曜と日曜の両方でベストを尽くす必要がある。


モナコGPの舞台となるのは、1周3340m、全18コーナーを有するモンテカルロ市街地コース。2年前のグランプリではルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、直前に70歳で他界したニキ・ラウダに勝利を捧げた。

F1モナコGPは、日本時間5月20日(木)18時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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