F1モナコGP決勝レースに向けて、グリッド上でエンジニアを打ち合わせをするレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー
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ガスリー、予選での不運を挽回して5位入賞「クルマは速く レースを楽しめた」F1モナコGP《決勝》

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レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、モンテカルロ市街地コースで行われた第6戦F1モナコGP決勝を5位でフィニッシュ。予選での不運なアクシデントを乗り越え、最大限の結果を成し遂げた。

前日の予選で5番手を獲得したガスリーは、ハースのロマン・グロージャンのアタックラップを妨害したとして、予選セッション後に3グリッド降格処分を受ける事となった。だが、スチュワードが報告している通り、ガスリーはグロージャンが背後に迫っているとの警告をチームから受けておらず、これを避ける術がなかった。

8番グリッドからスタートしたガスリーは、オープニングラップでダニール・クビアトを交わして7番手に浮上。シャルル・ルクレールのクラッシュによってセーフティカーが導入された際は、ピットインせずにステイアウト。これによって5番手にまで挽回した。

第一スティントを26周目まで引っ張り10番手でコースに復帰すると、その後も力強い走りを見せて50周目に5番手にポジションアップ。レース終盤には後続との距離を引き離し、フリーストップを得てニュータイヤに交換。5番手のポジションのまま復帰すると、ファステストラップを記録してレースを終えた。

5位入賞「クルマは速く レースを楽しめた」

ピエール・ガスリー決勝: 5位, グリッド: 8番手

順位を挽回するのが難しいこのモナコで、8番手スタートからの5位フィニッシュなら胸を張って満足して良いんじゃないかと思う。凄くポジティブな一日だったと思うよ。戦略もすごく良かったし、クルマには速さがあったしね。

こんなにも速いマシンでレースが出来て楽しかったよ。レース終盤でもかなりプッシュできたし、何度かめちゃくちゃ速いラップタイムも記録できた。8番手スタートだったにも関わらず、最終的にトップから10秒以内でフィニッシュできたんだ。本当に嬉しい。

この後に控えるグランプリでも同じようなパフォーマンスを発揮できるように、今後も努力し続けなきゃね。


78周で争われた決勝レースでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし、2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にバルテリ・ボッタスが続く結果となった。

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