フェルスタッペン最速も「バッファが必要なのは間違いない」予選に向けフェラーリとアストンを要警戒
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5月26日(金)の2023 F1第7戦モナコGP初日2回目のプラクティスで最速を刻んだものの、予選でフェラーリやアストンマーチンの前に出るためには「もう少しバッファが必要なのは間違いない」と警戒する。
ポイントリーダーとしてモナコに乗り込んだフェルスタッペンは、FP1でガレージから出る際にクラッチに問題があると報告し、コースに出た後はバウンシングと高速域でのドライバビリティに文句をつけるなど、後手に回る展開で週末をスタートさせた。
結果、フェラーリやアストンマーチンはおろか、メルセデスにまで先行を許す6番手に留まったものの、リア周りのセットアップ変更を経て臨んだFP2では1分12秒462を刻んでトップに立った。
とは言え、2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は僅か1000分の65秒と接近。更に4番手につけたフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)に対するギャップもコンマ2秒と、決して安泰のトップタイムというわけではなかった。
ヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「FP1はかなりトリッキーだったと思う。縁石やバンプを乗り越えた時のクルマの感触はあまり満足できるものじゃなかった」と振り返った。
「FP2では、クルマの競争力も遥かに高かったし、かなり改善したんだけど、それでも特にフェラーリと比較すると、クルマの乗り心地や、縁石、バンプ、キャンバーへの対処という点ではまだ少し劣っていると思うから、明日に向けて取り組んでいなきゃならない」
「彼らとは本当に接近しているし、予選で限界まで攻めるためにはもう少し改善が必要だって事は分かってる。この方向性で、もう少し進めて行ける余地があると思う」
またアストンマーチンについてもフェラーリ同様に「接近している」との考えを示し、「明日、彼らの前に出たいなら、もう少しバッファを作らなきゃならないのは確かだ」と付け加えた。
「クルマのドライバビリティは良くなってきているから、これまでよりもプッシュしてガードレールに近づくことができる。全体としては厳しいスタートになったけど、1日の終わり方としては悪くないと思う」
F1モナコGPのフリー走行2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。後続には僅差でフェラーリの2台が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間5月27日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
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