ホンダF1中村聡「バトンは自身の才能と経験の抱負さを知らしめた」2017年F1モナコGP初日コメント

モナコGPでのマクラーレン・ホンダcopyright HondaRacingF1

第6戦F1モナコGP木曜のフリー走行を終えて、ホンダF1のチーフエンジニアを務める中村聡が、総責任者の長谷川祐介に代わりコメントを発表した。マクラーレン・ホンダはFP1では12番手と14番手、FP2では11番手と12番手を記録しており、トラブルフリーで初日のセッションを終えている。

中村は、インディ500を走るフェルナンド・アロンソに代わってチームに合流したジェンソン・バトンに対して賞賛の声を送る。バトンがレースをしていた去年と異なり、マシンの車幅は大きく増え、ダウンフォース量は30%近くも増加している。それにもかかわらず、バトンはバンドーンと遜色ない走りを披露、その速さが今も健在である事を周囲に知らしめた。

ホンダF1:モナコGP初日を終えて

中村聡ホンダチーフエンジニア

「今日は良いスタートになったと思います。FP1でもFP2でも大きな問題は発生せず、ストフェルとジェンソンは70周以上の周回を重ねました。最小限の混乱でプログラムを進めることができました」

「ジェンソンにとっては、昨年のアブダビGP以来初めてのF1マシンでのドライブとなりました。クルマはあれから大きな変化を遂げてきましたが、ジェンソンはすぐさまスピードを発揮し、彼が如何に優れた経験豊富なドライバーであるかを示しました。私はジェンソンが残り週末でどの位進展するのかを楽しみにしています」

「ストフェルにとってはF1マシンでの初めてのモナコとなりましたが、彼はGP2のモナコで優勝しているドライバーです。彼が手堅い1日を過ごしてくれた事は素晴らしい事です。彼はここ数週間チームと信じられないほど頑張ってきました。今日の心強い結果はその苦労の賜物と言えるでしょう」

「ここはオーバーテイクが非常に難しいので、予選が重要になるという事は言うまでもありません。明日は休みとなりますが、できるだけ多くのタイムを向上させるために、今日集めたデータを分析していく予定です」


2017年第6戦F1モナコGP初日の詳細については、F1モナコGP《FP1》結果と、F1モナコGP《FP2》結果をそれぞれ参照されたい。

F1モナコGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了