レース前のグリッドに立つニック・デ・フリース(アルファタウリ)、2023年5月7日F1マイアミGP決勝レース
Courtesy Of Red Bull Content Pool

デ・フリース、振動でペースダウン「自分のミス」開始位置をリザルトに繋げられず18位

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自身のミスによってタイヤにフラットスポットを作ったためにペースが上がらず、ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は5月7日(日)のF1マイアミGPをポイント圏外の18位で終えた。

5戦目にして初めて角田裕毅を上回った前日の予選を経てデ・フリースは15番グリッドに着いたものの、1周目のターン1でランド・ノリス(マクラーレン)のリアに衝突。最後尾に転落した。

これはポジションダウンのみならず、レースペースにも影響を与える事となった。チーム代表を務めるフランツ・トストによると、激しいブレーキングによりタイヤにはフラットスポットができていた。

車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「フロントが激しくロックしたためにタイヤのバイブレーションが酷く、ペースに影響が出た」と説明した。

「ハードタイヤに履き替えてからはバランスもパフォーマンスも向上し、何周ものバトルを繰り返した末、コース上でピアストリをオーバーテイクすることができた」

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)のタイヤをミディアムからハードに交換するメカニック、2023年5月7日F1マイアミGP決勝レースCourtesy Of Red Bull Content Pool

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)のタイヤをミディアムからハードに交換するメカニック、2023年5月7日F1マイアミGP決勝レース

自分のミスでノリスと接触

ニック・デ・フリース
決勝: 18位
グリッド:15番手

1周目を終えて後手に回ってしまった。自分のミスでロックしてノリスと接触してしまった。この結果、右フロントにバイブレーションが出てしまい、第1スティントのペースに影響が出てしまった。

これほど後方で、なおかつDRS圏外を走っているとストレートにおけるタイムロスが大きく、キャッチアップするのは難しかった。

僕は後方を一人で走っていたから、常に気が抜けない中団ほどハードに戦う場面もなく、当然、キツくはなかった。

今週末は少しばかり浮き沈みがあって、滑り出しも困難だった。

予選で上手くやれただけに、今日は1周目にポジションを大きく落としてしまって悔しい。xアップデートを持ち込む予定だから、次のイモラでは改善して前に進める事を願ってる。


5月7日(日)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われた2023年F1第5戦マイアミGP決勝レースでは、9番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が通算38勝目を上げた。

イモラ・サーキットを舞台とする次戦エミリア・ロマーニャGPは5月19日のフリー走行1で幕を開ける。

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