デ・フリース、振動でペースダウン「自分のミス」開始位置をリザルトに繋げられず18位
自身のミスによってタイヤにフラットスポットを作ったためにペースが上がらず、ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は5月7日(日)のF1マイアミGPをポイント圏外の18位で終えた。
5戦目にして初めて角田裕毅を上回った前日の予選を経てデ・フリースは15番グリッドに着いたものの、1周目のターン1でランド・ノリス(マクラーレン)のリアに衝突。最後尾に転落した。
これはポジションダウンのみならず、レースペースにも影響を与える事となった。チーム代表を務めるフランツ・トストによると、激しいブレーキングによりタイヤにはフラットスポットができていた。
車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「フロントが激しくロックしたためにタイヤのバイブレーションが酷く、ペースに影響が出た」と説明した。
「ハードタイヤに履き替えてからはバランスもパフォーマンスも向上し、何周ものバトルを繰り返した末、コース上でピアストリをオーバーテイクすることができた」
自分のミスでノリスと接触
ニック・デ・フリース
決勝: 18位
グリッド:15番手
1周目を終えて後手に回ってしまった。自分のミスでロックしてノリスと接触してしまった。この結果、右フロントにバイブレーションが出てしまい、第1スティントのペースに影響が出てしまった。
これほど後方で、なおかつDRS圏外を走っているとストレートにおけるタイムロスが大きく、キャッチアップするのは難しかった。
僕は後方を一人で走っていたから、常に気が抜けない中団ほどハードに戦う場面もなく、当然、キツくはなかった。
今週末は少しばかり浮き沈みがあって、滑り出しも困難だった。
予選で上手くやれただけに、今日は1周目にポジションを大きく落としてしまって悔しい。xアップデートを持ち込む予定だから、次のイモラでは改善して前に進める事を願ってる。
5月7日(日)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われた2023年F1第5戦マイアミGP決勝レースでは、9番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が通算38勝目を上げた。
イモラ・サーキットを舞台とする次戦エミリア・ロマーニャGPは5月19日のフリー走行1で幕を開ける。