FP2最速フェルスタッペン「終始いい感じ」も迫る乱雲を警戒…高まる降水確率
F1第5戦マイアミGPの初日を最速で締め括ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、イニシャルセットが上手くハマりマシンバランスが最初から良好で「全体的にはポジティブ」と前向きな評価を下す一方、迫る乱雲に警戒感を示した。
路面が急激に進化したFP1では計測ラップのタイミングからメルセデス勢とシャルル・ルクレール(フェラーリ)に先行を許す4番手に留まったものの、FP2では2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に0.385秒という大差でのベンチマークを刻んだ。
ヘルメットを脱いだランキングリーダーは「今日はいい一日だった」と振り返った。
「最初は新しいターマックが敷かれたコースに慣れるよう取り組んだ。路面は1日を通してかなり改善したと思う。クルマの状態は終始いい感じで、バランスも問題なかった」
「オフラインはまだ滑りやすいけど、ドライビングライン上は大丈夫だった。少しラインを外れるとグリップが低下する状況だったけど、それは誰にとっても同じことだ」
「何より重要なのは、最初からクルマのバランスが良かったってことだね。満足だよ」
順調な滑り出しである事は確かだが、フェルスタッペンは2日目に向けて取り組むべき課題がある事を強調しつつ、予測不可能性の上昇によってレッドブルの開幕5連勝を脅かし得る天候の悪化に警戒感を示した。
「明日に向けて、幾つか検討してみたい事があるんだ。理想を言えばすべてのコーナーで速く走りたいけど、それはいつも可能ってわけじゃない」とフェルスタッペンは続ける。
「天候の行方を注視する必要があるけど、全体としてはポジティブな1日だった」
雷雨が予想されている日曜の降水確率は60%にまで高まっている。再舗装された路面が雨に濡れた場合、クルマやタイヤにどう影響するかは未知数だ。
2023年F1マイアミGPフリー走行2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にカルロス・サインツ、3番手にシャルル・ルクレールと、フェラーリ勢がこれに続いた。
3回目のフリー走行は日本時間5月7日(土)25時30分から、公式予選は同29時から1時間に渡ってマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。