フリー走行を終えてインタビューに応じるニック・デ・フリース(アルファタウリ)、2023年5月5日F1マイアミGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

デ・フリース、課題は「タイヤの熱入れ」ギアボックス交換で後手の滑り出し

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F1第5戦マイアミGPの初日プラクティスを19番手で終えたニック・デ・フリース(アルファタウリ)は、2日目に向けての課題はタイヤの熱入れだと指摘した。

チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズによると、ターン11・12のツイスティセクションで発生したスピンによってリアがウォールに接触。デ・フリースはFP1でギアボックス交換を強いられた。

メカニックによる懸命の作業によってFP2までにクルマは修復されたものの、FP1は走行わずか10周に留まり、ソフトタイヤでの計測は叶わず20番手最下位に終わった。

FP2では25周を走り込んだものの、チームメイトの角田裕毅ともどもパフォーマンスは奮わず、19番手という結果だった。

ニック・デ・フリース駆るアルファタウリAT04のリア、2023年5月5日F1マイアミGPフリー走行Courtesy Of Red Bull Content Pool

ニック・デ・フリース駆るアルファタウリAT04のリア、2023年5月5日F1マイアミGPフリー走行

ウォームアップが課題

ニック・デ・フリース
FP2: 19位 / 1分29秒928
FP1: 20位 / 1分34秒637

マイアミはユニークなイベントだし会場も素晴らしく、アメリカの観客の前でレースをするのは最高の気分だ。

マイアミのコースを走るのは僕にとっては今回が初めてだった。路面のグリップがかなり低くて、ラップごとにタイムが速くなっていく展開だった。

気温はかなり高いけど、タイヤの熱入れが課題の一つになりそうだね。パフォーマンスを引き出すのにかなりの時間が必要だった。

この点に関して今夜、詳しく分析してみるつもりだ。明日に向けて競争力を引き上げられるといいんだけど。

今日の僕らのパフォーマンスは望んでいたレベルに達していなかった。すべてをまとめ上げていきたい。


2023年F1マイアミGPフリー走行2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にカルロス・サインツ、3番手にシャルル・ルクレールと、フェラーリ勢がこれに続いた。

3回目のフリー走行は日本時間5月7日(土)25時30分から、公式予選は同29時から1時間に渡ってマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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