グリッド上で最後の調整を行うトロロッソ・ホンダ、F1メキシコGP決勝 2018年10月28日
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トロロッソ、2戦連続でポイント獲得するも選手権で後退「残り2戦でザウバーを倒す」

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スクーデリア・トロロッソのフランツ・トスト代表が、28日(日)に行われたF1第19戦メキシコGP決勝を終えてレース内容と週末を振り返った。

トロロッソ・ホンダ勢は、最後尾20番手からスタートしたピエール・ガスリーが10位入賞を果たし1ポイントを稼いだものの、シャルル・ルクレールとマーカス・エリクソンのザウバー勢が2台揃って入賞した事で順位が逆転。3ポイント差で9位に後退した。

残り2戦でザウバーから8位を取り返す

フランツ・トストチーム代表

まずは、見事な優勝を果たしたマックス・フェルスタッペンを祝福したい。アストンマーチン・レッドブル・レーシングは、週末を通してFP1からすばらしいパフォーマンスを見せていた。また、ドライバータイトルを決めたルイス・ハミルトンとメルセデス陣営にも祝辞を述べたい。

標高が高いメキシコでのレースではブレーキとエンジンの冷却が重要で、エンジニアにとっては毎回大きな挑戦となるグランプリだ。加えてパワーユニットのパラメーターを正確に調整する事が必要となるため、エンジン・マニュファクチュラーにとてもチャレンジングなレースとなる。

我々はロシアGPで使用した旧型スペックのPUを使用することにしたため、ピエールはレース最後尾からのスタートとなったが、好スタートを決めて中団争いに追いつき、レース全体を上手くコントロールし戦ってくれた。終盤にかけては、エリクソンと激しいバトルを繰り広げてくれたが、残念ながら追い抜くことは出来なかった。だが、1ポイントを獲得できたということは、マシンに優れたパフォーマンスがあったという事だ。

ブレンドンはスタート直後にフラットスポットを作ってしまったため、タイヤ交換のために1周目にピットインさせなければならなくなってしまった。その後は良いペースでレースを戦っていたものの、オコン(フォース・インディア)との接触でフロアにダメージを負ったのはもったいなかった。5秒ペナルティーについては疑問の余地が残るが、そのせいで14番手でレースを終えることなり、少し納得のいかない結果となってしまった。

ザウバーに対して3ポイントの差をつけられてしまったが、今シーズンはまだブラジルとアブダビの2戦が残っているから、コンストラクターチャンピオンシップの8位を奪い戻すために最大限の努力を続けなくてはならない。


71周で争われた決勝レースでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが4位入賞、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが2位表彰台に留まり、ハミルトンが2018年のF1ワールドチャンピオンに輝いた。優勝は2番グリッドからスタートしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。メキシコGPでの2連覇を達成した。

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