決勝レースをリタイヤで終えたアルピーヌのフェルナンド・アロンソー2022年F1メキシコGP
Courtesy Of Alpine Racing

苛立ち呆れるアロンソ「まただよ!」片肺で走行続けるも入賞目前に今季5度目のリタイヤ

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7位入賞を目前にしてF1メキシコGPでリタイヤを余儀なくされたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は「まただよ!」と苛立ち、呆れた様子を見せた。

アロンソ駆る14号車アルピーヌA522が白煙とともに悲鳴を上げたのは残り6周のメインストレートだったが、実際にはその13周前からエンジンはV6ではなくV5で稼働していた。

チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは「52周目にシリンダー1本に問題が発生したため、著しいパワー不足のまま5本のシリンダーで何とか走行を続けたものの、問題は解消されず、リタイヤを強いられる事になった」と説明した。

不運続きの今シーズンにアロンソがリタイヤを余儀なくされたのはこれで5回目。テクニカルトラブルやセーフティーカーなどによって失ったチャンピオンシップ・ポイントは甚大だ。

クルマを降りたアロンソは「まただよ! チェッカーを前に14号車がストップした。これで70ポイント位じゃないか、失ったのは」と苦笑いを浮かべた。怒りというよりも呆れた気持ちの方が強いようだ。

なおチームメイトのエステバン・オコンは高地特有の冷却トラブルを抱え、60周目にダニエル・リカルドに抜かれて8位でチェッカーフラッグを受けた。

かなり速く走れていたのに…

フェルナンド・アロンソ決勝: DNF(完走19位扱い) / グリッド: 11位

今日は良いスタートを切って、ペースも良かったから、ポイントを獲得できると思っていたのに、残念ながらレースを終えることが出来なかった。

ミディアムタイヤ、ハードタイヤの両方でかなり速く走れていたけど、残り18周の時点でエンジンのシリンダーが破損してしまい、ベストを尽くしたものの結局マシンを止めざるを得なかった。

オースティンとメキシコはすごく良い感じだったから、取れるはずのポイントを獲得できなかったのは残念でならない。

レースはあと2回残ってる。コンストラクター4位争いのために、更にポイントを稼ぐ必要がある。


10月30日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた2022年F1第20戦メキシコGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季14勝目を挙げてシーズン最多勝利記録を更新した。

インテルラゴス・サーキットを舞台とする次戦サンパウロ(ブラジル)GPは11月11日のフリー走行1で幕を開ける。

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