角田裕毅「トラックポジションが本当に本当に酷くて…」好調活かせずQ2敗退
10月29日のF1メキシコGP公式予選を13番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ)は、Q2最終ラップを前にトラフィックに阻まれた事で理想的なアウトラップが得られず、本来のパフォーマンスを発揮できなかったと肩を落とした。
角田裕毅は最終プラクティスで9番手を刻み、予選Q1も9番手突破と、印象的な速さを見せていたが、Q2では0.317秒及ばず敗退を喫し、コースへと送り出された場所が悪かったと不満を漏らした。
「1ラップ目はかなり良かったのですが、最終アタックはトラックポジションが本当に本当に酷く、真っ当にウォームアップができなかったため、グリップ不足の影響で第1セクターでかなりのタイムを失いました」と角田裕毅は予選を振り返った。
「Q3進出は難しかったとは思いますが、それでも(きちんとしたアウトラップを走れていれば)11番手、あるいは12番手は楽に獲れたはずなので本当に残念です」
なお車両パフォーマンス部門のチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリによると、僚友ピエール・ガスリーはパーツ交換を含めてクルマに大きな変更を加えたが、角田裕毅は微調整のみで予選に臨んだ。
トラックポジションが微妙で…
角田裕毅
予選: 13位 / 1分19秒589
FP3: 9位 / 1分19秒882
Q3に進出できず少し残念です。プラクティスでのペースは本当に力強かったので、本来であればQ3にいるべきだったと思います。
Q2での最後のプッシュラップの際のトラックポジションが微妙で熱を入れる事ができず、ラップがダメになってしまいました。
明日のレースではあらゆるチャンスを活かしてポイント獲得を目指していかなければなりません。
2022年F1メキシコGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル、3番手にルイス・ハミルトンと、メルセデス勢が続く結果となった。
メキシコGPの決勝レースは日本時間10月30日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4,304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを17周する事でチャンピオンシップを争う。