角田裕毅、決勝に照準もショートも好調8番手「実に見事なパフォーマンスだ」とアルファタウリ・ホンダ
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は予選ではなく決勝を見据えたプログラムに取り組んでいるものの、11月5日(金)のF1第18戦メキシコGP初日を初走行ながらも8番手と上位で締め括ってみせた。
チームはエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの週末に先立ち、角田裕毅に今季4基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、そして7基目のエキゾーストを投じた。
エキゾースト以外のパワーユニットコンポーネントは年間の割り当て基数を超え、スチュワードはF1競技規約第23.2条aに基づき、予選結果に関わらずスターティンググリッド後方に回るよう角田裕毅に命じた。
同じ様にランス・ストロール(アストンマーチン)がPUペナルティを受けるため、予選に関して言えば角田裕毅はストロールの上でセッションを終えさえすれば良い。
とは言え何より重視すべきはレースペースであり、1発の速さを追求する必要はないものの、FP2で僚友ピエール・ガスリーから0.215秒遅れの8番手タイムを刻んでみせた。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「PUペナルティが科せられる事から、今日のユーキはレースに向けて集中的にロングランに取り組んだものの、ショートランでも実に見事なパフォーマンスを発揮し、クルマに対する自信を深めていった」と評価した。
今日の結果にはかなり満足
角田裕毅
FP2: 8位, FP1: 11位
今日の結果にはかなり満足しています。マシンバランスは良く、FP1の出だしからすぐに力強いペースを発揮する事ができました。
ペナルティを受ける関係上、予選に向けた取り組みはいつもと少し違いますが、それでも大量のデータを収集できました。エンジニアが今夜、分析してくれる予定です。
僕としては予選に向けた1発のペースを追求するよりは主に決勝レースに向けて取り組んでいますので、今日はロングランを多くこなしました。これまでのところクルマは良い感じです。
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)をコンマ4秒差で退けた。3番手にはコンマ5秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。
F1メキシコグランプリ3回目のフリー走行は日本時間11月6日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。