降格多数!角田裕毅、4基目ホンダエンジン投入で最後尾 / F1メキシコGP PU投入状況
国際自動車連盟(FIA)テクニカルデリゲートの発表を元に、2021年F1第18戦メキシコGPの予選開始前時点における各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅とアストンマーチンのランス・ストロールは週末を前に、4基目のICE(内燃エンジン)を含めた複数のPUコンポーネントを開封。最後尾降格ペナルティを受ける事が確定した。
ホンダ勢の中で唯一、4基目を使っていなかった角田裕毅に対してアルファタウリ・ホンダは、今季4基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、そして7基目のエキゾーストを投じた。
アストンマーチンはストロールに今季4基目となるICE、ターボ、MGU-H、3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)、そして7基目のエキゾーストを投じた。
2021年型のメルセデスM12は信頼性に懸念材料を抱えており、前戦アメリカGPではチームメイトのセバスチャン・ベッテルが2ヶ月を待ってようやく4基目を手に入れ降格ペナルティを受けた。
予選に先立っては、マクラーレンのランド・ノリスとアルピーヌのエステバン・オコンが年間上限基数を超えるパワーユニット・コンポーネントを開封した。共にペナルティを受け、決勝スターティンググリッドで最後尾に回る事になる。
両者は共に今季4基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hを開封。オコンは加えて4基目のMGU-K、3基目のES(バッテリー)とCE(コントロール・エレクトロニクス)、9基目のエキゾーストの封を切った。
また、フェラーリ・パワーユニット勢はエキゾーストを交換した。
アルファロメオはキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィの両名が7基目を、ハースはミック・シューマッハとニキータ・マゼピンの両名が6基目を搭載した。
カレンダー復帰当初のエルマノス・ロドリゲスはあまりオーバーテイクが容易とは言えないコースであったが、マシンがワイド&ロー化された2017年以降はDRSを使えば比較的追い抜けるサーキットとなっている。
V6ハイブリッド導入8年目の今年はICE、TC、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE、ESは各2基まで、また今季より新たに使用上限数が設定されたエキゾースト・システムは年間8セットまで降格ペナルティなく使用できる。ただしカレンダーが19戦以下となった場合は、MGU-Kの年間許容数が2基までに制限される。
F1メキシコGP:パワーユニット投入状況
Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE | EX |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 4 | |
6 | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 | 6 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 7 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 7 | |
4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | |
4 | 4 | 4 | 3 | 2 | 2 | 5 | |
4 | 4 | 4 | 2 | 3 | 3 | 4 | |
4 | 4 | 4 | 3 | 2 | 2 | 5 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 9 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 9 | |
4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 6 | |
4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 7 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 7 | |
4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 7 | |
3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 7 | |
3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 7 | |
3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 6 | |
3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 6 | |
4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | |
4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 |