コックピットに座るダニエル・リカルド
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初日最速も7番手に終わったリカルド「マシンに変更は加えていない」F1メキシコGP《予選》

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第18戦F1メキシコ初日を最速で締め括ったレッドブルのダニエル・リカルドだが、29日土曜の公式予選では大きく失速し7番手で終える事になった。リカルドはトップタイムを記録した昨日以降マシンに変更は加えていない事を明らかにし、失速の原因は皆目見当がつかないと肩を落とした。

リカルドはタイヤのグリップ不足に苦しみ、予選の各ラウンドでチームメイトのマックス・フェルスタッペンに1秒近い差をつけられていた。辛うじて駒を進めたQ3では、タイヤを温めるための準備走行を通常よりも1周多く行ったが、グリップが回復することはなくフォース・インディアのエステバン・オコンにすら前を許してしまった。

F1メキシコGP公式予選を終えて

ダニエル・リカルド予選: 7位, FP3: 5位

今週末はずっと速かったのに、予選ではグリップが全然なかったんだ。昨日の2回目のフリー走行では僕がトップタイムで、今朝もマックスが最速だったのにね。昨日からマシンをいじってないのに、今日は終始グリップを感じられなかったんだ。予選Q3では一周余計にウォームアップラップを入れてみたんだけど、コースインして走り出す前のグリップのない状態がずっと続くような状況だったんだ。

タイヤを上手く作動されられなかったり上手く温められない事はたまにあるけど、今日は毎ラップ毎ラップがそんな感じだったんだ。午前は路面温度が低かったけど最初のラップでちゃんとタイムが出せてたわけだから、午後も問題なくやれると思ったのに…。予選前のマシンの状態なら表彰台も狙えると思うけど、原因が分からなくて混乱しているよ。


2017年第18戦F1メキシコGP決勝レースは、日本時間10月30日(月)午前4時からエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる。全長4,304mのコースを71周することで勝敗を決する。昨年の上位陣のタイヤ戦略の1ストップが主流、今年のピレリタイヤはライフが向上しており、多くのチームが1回のピットストップで挑むものと考えられる。

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