2019年のF1ピレリタイヤ
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F1メキシコGP:最速タイヤ戦略とドライバー別残存セット数

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F1メキシコGP決勝レースに先立って、公式タイヤサプライヤーのピレリがドライバー別の残存タイヤセット数を公表した。エルマノス・ロドリゲス・サーキットに持ち込まれたのは、中間レンジのC2(ハード/白)、C3(ミディアム/黄)、C4(ソフト/赤)の3種類。フェラーリ2台が最前列からスタートする。

ドライコンディションとなった場合、各マシンはレース中に最低2種類の異なる硬さのコンパウンドを使用義務を負うが、日曜の天気予報はあまり芳しくはなく、降雨の可能性もある。戦略的オプションの多様性と、高地という特殊性、そして気象条件の3種類の条件のために、メキシコはシーズンの中で最も戦略に頭を悩ませるグランプリとなっている。

2019年F1メキシコGPドライバー別残存タイヤセット数

今回の予選では、Q3へと進出したトップ6全てがミディアムコンパウントでQ2突破タイムを記録。トロロッソ・ホンダとマクラーレンを除くトップ10ドライバーは全員、中古のミディアムタイヤでレースをスタートする。予選を終えた誰もが、決勝での鍵はタイヤを如何に長く保たせられるのかだと語っている。涼しくクルマが横滑りするような状況になれば、グレイニングが最大の障害となる。

ピレリの予想する最速のピットストップ戦略は、ミディアムで2スティントを消化した後、残り25~31周程度を最も硬いハードソフトで走行する2ストッパー。次善策は、ソフト、ミディアムと繋いだ後にハードに履き替えるストラテジーで、理論上は2ストップ戦略が最も効果的とみられている。

1ストッパーの可能性も無きしにもあらずだが、ミディアムで30周近くを引っ張るのはかなり厳しいと考えられる。ソフトは特にデグラデーションが酷く、当日の路面コンディションにもよるが、現実的に使い物にならない可能性がある。3ストッパーの可能性も十分にある。

2019年F1メキシコGP最速ピット戦略予想図

ピレリのマリオ・イゾラは「昨日の夜の雨のために、FP3に向けて路面がリセットされた結果、予選ではトラックエボリューションが大きく、各セッションの最後に最も速いタイムが生まれた。上位3チームがミディアムでレースを開始することを選択したのは驚く事ではない。より長く、より一貫したオープニング・スティントを可能にするはずだ」と語った。

メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間10月27日(日)28時10分から行われ、1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事で勝敗を決する。

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