メルセデスF1のルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル、トト・ウォルフ、ペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィク、2022年9月28日
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデス、2026年のF1新時代に向けペトロナスとの冠スポンサー契約を更新

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メルセデスAMG-F1チームはシンガポールGPの開幕を直前に控えた9月28日(水)、ペトロナスとの間で2026年以降のタイトルスポンサー契約並びに技術パートナーシップを更新したと発表した。

契約は複数年。これにより2010年以降、115回のグランプリ優勝と8回のコンストラクターズチャンピオンを獲得したF1界きってのサクセスタッグが少なくとも2027年まで継続される事が決定した。

メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフとペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィク、2022年Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフとペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィク、2022年

ペトロナスは現在、メルセデスとそのカスタマーチームに第2世代、つまり非食物由来のバイオエタノール10%含むE10燃料を供給している。

MGU-Hを廃止した次世代F1パワーユニットが導入される2026年に向けては、メルセデスと共に100%持続可能な先進燃料の開発を推し進めていく事になる。

4年後の契約更新を発表するという異例の事態についてチーム代表兼CEOを務めるトト・ウォルフは「我々とペトロナスはもはや単なるパートナーではなくファミリーであり、今後も一つのチームであり続けるという点でこれは重要なメッセージだ」と語った。

「2026年以降は持続可能な先進燃料がF1におけるパフォーマンスの中心となる。これはこの分野における我々のパワーユニットとペトロナスの専門知識を知らしめる素晴らしい機会となる」

「コース上でのパフォーマンスだけでなく、ネットゼロの未来を開拓するという点で再びスタンダードを確立していきたい」

2010年から続くメルセデスとの共闘を通じてペトロナスは、ペトロナスPrimax燃料、ペトロナスSyntiumエンジンオイル、そしてペトロナスTutela機能油というクラス最高レベルの商品ラインナップを開発してきた。

契約更新についてペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィクは「両者のシナジー効果と共通の野心によって、よりクリーンかつ持続性の高いエネルギーを責任を持って提供していく道筋を示すものである」と述べた。

「ペトロナスはパートナーと共に、革新的な製品を通じて流体技術ソリューションの境界を押し広げていく。我々が目指すのは低炭素社会の実現に向けた持続可能性だ」

メルセデスF1のジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン、ペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィク、2022年Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスF1のジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン、ペトロナスのグループCEOを務めるムハマド・タウフィク、2022年

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