F1オーストラリアGP予選を走るレッドブル・ホンダRB15copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

メルセデス「ホンダエンジンを得たレッドブルは昨年とは別次元の速さ」

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メルセデスAMGのモータースポーツ責任者を務めるトト・ウォルフは、ホンダ製F1パワーユニットを搭載したレッドブルは、以前とは見違えるほどにトップスピードが向上しており、これまでのレッドブルとは”別物”だとの認識を示した。

F1オーストラリアGP予選を4番手で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ホンダが用意した予選モードに明らかな手応えを得ていると語ったが、それはライバルから見ても手に取るように分かる程の大きな違いだったようだ。

「ホンダが著しく巨大な向上を果たした事は間違いないと感じている」とトト・ウォルフ代表。Motorsport Network社のインタビューに答えた。「速度を見れば、レッドブルが以前とは全く異なる事がよく分かる。彼らはストレートで非常に速くなっている」

スリップストリームの影響が出にくいホームストレートのフィニッシュラインでの最高速度を見ると、フェルスタッペンは306.5kmで7番手。同じホンダRA619Hを搭載するスクーデリア・トロロッソのアレックス・アルボンは307.2kmで4番手につけた。ルノーエンジンを搭載していた昨季のレッドブルが概ね後方に沈んでいた事を思えば、エンジンパワーの向上は明らかだ。

「我々としては彼らが争いをかき乱してくれる事を望んでいるし、正々堂々とガチンコ勝負がしたいと思ってる。マックスは今日もまた目を見張るような走りを見せ、クルマからコンマ1秒単位でパフォーマンスを絞り出していた」

フェルスタッペンは、アルバート・パーク・サーキットでのグリッド争いでフェラーリの2台を分断。ポールポジションのルイス・ハミルトンとのギャップは0.834秒と、著しく差がついたものの、3番手セバスチャン・ベッテルとのタイム差は0.13秒。別格のシルバーアローを抜きにすれば、昨シーズンから更に前進した事を感じさせた。

挑戦こそがメルセデスのDNAであり、僅差の戦いを制してこそチャンピオンの価値が上がると考えているトト・ウォルフは、レッドブル・ホンダが更に競争力を向上させることを期待していると語る。

「フェラーリやレッドブル・ホンダ、もしくは他の何チームを含めた我々が接戦を演じる事こそが、このスポーツに必要な事であり、我々もそういったチャレンジングな状況を歓迎する」

跳馬の2台に割って入った事で、レッドブル陣営は決勝レースでの戦略を組み立てやすくなる。クリスチャン・ホーナー代表はフェルスタッペンの走りを「非常に力強い」と形容して讃えると共に、今季より新しくエンジンパートナーとなったホンダに、2015年のF1復帰後予選最高位をプレゼントできたとして、4番グリッドに納得した様子を見せている。

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