F1オーストラリアGPを終えて4番グリッド獲得を喜ぶレッドブル・レーシング陣営
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レッドブル、フェルスタッペンを称賛「ホンダにとってV6エンジン時代の予選最高位」オーストラリアGP《予選》

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レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、3月16日(土)のF1オーストラリアGP公式予選を振り返り、4番グリッドを獲得したマックス・フェルスタッペンの走りを称賛。今季より新しくエンジンパートナーとなったホンダに、2015年のF1復帰後予選最高位を与えたとして喜んだ。

「今日はマックスが非常に力強いセッションを見せてくれた」とホーナー代表。「4番手に飛び込んだQ3のラップは本当に素晴らしく、最後のランでフェラーリの2台を分断させる実に見事な走りだった。マックスは、我々の新しいパワーユニットパートナーであるホンダに、1.6リッターV6エンジン時代における予選最高位をプレゼントしてくれたわけだ」

この日の予選ではメルセデス勢が初めて手の内をさらけ出し、3番手以下に大差をつけてフロントロウを獲得。4番手フェルスタッペンとポールポジションのルイス・ハミルトンとのギャップは0.834秒と、絶望的に大きく開いた。

その一方でフェルスタッペンは、バルセロナ合同テストでタイムシートを席巻し、今季チャンピオン候補と目されていたフェラーリの2台の間に割って入った。3番手セバスチャン・ベッテルとのタイム差は0.13秒。その意味では、シルバーアローは別次元としても、昨年よりもまた一つ前進を果たした証を確認できた予選だったと言う事も出来る。

RB15の改善をリザルトとして確認出来た点についてはポジティブだが、オペレーションに関しては要改善点も露呈した。予選Q1ではライバル勢が2回のアタックを行った一方で、ピエール・ガスリーは1ランのみ。結果として路面状況の改善幅が大きく、他車の2度目のアタックによってズルズルとポジションを落とし、ポテンシャルとは相容れない17番手でマシンを降りる事となった。

「ピエールの方は残念な結果に終わった」とホーナー代表。「最初のランで強い走りを見せたものの、ライバル勢が新しいタイヤセットに履き替え2度目のアタックに出たために、Q2進出のチャンスを逃す事になってしまった。彼にとっては非常にいらだたしい事だが、明日はその位置から巻き返して、全力でレースを戦ってくれると確信している」


ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。メルボルンでの6度目のポールを射止めた。2番手はチームメイトのバルテリ・ボッタス。シルバーアローが後続に大差をつけ圧倒する結果となった。

2019年開幕F1オーストラリア・グランプリ決勝レースは、日本時間3月17日(日)14時10分にグリーンフラッグを迎え、1周5303mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事で勝敗を決する。

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