アストンマーチンDBXのエンジンカバーにプリントされたロゴ

メルセデス、英アストンマーチンの第2位株主に…ハイブリッドや電動化等の次世代技術を供与

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メルセデス・ベンツAGは2020年10月27日(火)、英国の高級自動車メーカー、アストンマーチン・ラゴンダとの技術提携を強化・拡大すると共に、今後3年間を掛けて同社への出資比率を20%にまで引き上げる計画を発表した。

今回の提携は総額2億8600万ポンド、日本円にして約389億4,335万円相当のアストンマーチンの新株と引き換えに、メルセデスが持つ次世代ハイブリッドや電動パワートレイン、その他の車両コンポーネントやシステムなど、各種先進技術を供給するというものだ。

アストンマーチンの株式を巡る最近の話題としては、メルセデスF1を率いるトト・ウォルフやセバスチャン・ベッテルによる取得が記憶に新しい。メルセデスは2013年にAMGのV8エンジン並びに電気アーキテクチャ・コンポーネントの供給の見返りとして同社の株を2.6%取得しているが、これが最大20%まで引き上げられる事になる。

今年初めに投資家グループを率いてアストンマーティンを買収したレーシング・ポイントF1チームのオーナーでもある現会長のローレンス・ストロールは「今回の新たな拡大契約によって、我々は長期的観点での製品拡大計画を進めていく上で必要不可欠な世界クラスの技術へのアクセスが確保した事になる。このパートナーシップは将来への自信を裏付けるものであり、非常に画期的なことだ」と語った。

アンディ・パーマーの後任として、今年5月にメルセデスAMGの最高経営責任者(CEO)の座を退き、アストンマーチンの新たなCEOに就任したトビアス・モアーズは今回の提携について「中期的な成長と利益率の拡大を目指すものだ」と説明した。

現在F1世界選手権に参戦中のレーシング・ポイントF1チームは、来季より「アストンマーチンF1」へと改称され、4度のF1ワールドチャンピオンであるベッテルを迎え入れて新たなチャプターをスタートさせる。メルセデスとアストンマーチンとの今後の関係性が更に注目される。