マクラーレンF1、レインボーカラーの「MCL35」反人種差別運動を支持
マクラーレンF1チームは2020年シーズンのF1開幕オーストリアGPの初日を2日後に控えた7月1日(水)、レインボー模様を取り込んだ今季型F1マシン「MCL35」の新たなカラーリングを公開した。これは「#WeRaceAsOne」への取り組みの一環として行われる。
F1は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との最前線に立つ医療関係者への感謝の表明並びに、F1内部におけるダイバシティ(多様性)の確保と反人種差別、そして機会均等への決意を示す取り組みとして「#WeRaceAsOne」を立ち上げ、この一環として2連戦が行われるレッドブル・リンクでの週末にビジュアルキャンペーンを張る。
マクラーレンはこのイニシアチブに基づき、カルロス・サインツとランド・ノリスが駆るマシンのヘイロー及びサイドポッドに7色からなる虹を模した模様を配し、更にヘイローには「End Racism(人種差別をなくす)」というメッセージを、そしてエンジン・エアインテークの脇には「We Race As One」を掲げる。
なお、グリッド唯一の黒人ドライバーであるルイス・ハミルトン擁するメルセデスは先日、米国内における黒人に対する差別構造の撤廃を叫ぶ「Black Lives Matter」の流れを受けて、全面が漆黒に彩られたブラック一色の「W11」を今シーズンのF1に投じる事を明らかにしている。