マクラーレンMCL36に乗り込みコースに出ていくオスカー・ピアストリ、2022年11月22日F1アブダビテスト

オスカー・ピアストリ「ようやくチームに合流できた」生産的な1日に満足するステラ / マクラーレン F1アブダビテスト摘記

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マクラーレンF1チームは11月22日(火)のアブダビテストでオスカー・ピアストリが123周(650km)を走り込み14番手、ランド・ノリスが115周(607km)を走破して18番手タイムを刻んだ。

移籍決定後もアルピーヌのリザーブドライバー契約に縛られていたピアストリにとっては、念願の初のマクラーレンでの公式セッションとなった。

「多くを学んだし、マクラーレンでの仕事初めは良い1日になったと思う。ようやくチームに合流できたのも良かったし、いい一日を過ごせたのも彼らのおかげだ」とピアストリ。

「今日はかなり走り込んで、色々な新しい事を試してみた。今日はまさにそういう1日だった。来年に向けてどこを改善すべきかについて良いアイディアを得ることができた」

「本当に楽しかった。やっとコースに戻って2022年型マシンを経験する事ができて嬉しかった」

「来週にはファクトリーに行ってチームのみんなに会い、その後、少し休んでから来年の準備に取り組むためにマクラーレンとの仕事に戻るつもりだ」

タイヤテストに取り組んだノリスは実りある1日だったと振り返った。

「有益な一日だった。2023年に向けたピレリのタイヤ開発に役立てるために良い時間が過ごせたし、オペレーションという点で重要なデータを収集できた」

「シーズンを締めくくるに相応しい生産的な1日になった。ピレリとチームのみんなに心から感謝したい」

「これから冬のオフシーズンを迎えるけど、2023年シーズンを有利にスタートできるよう全力を尽くして準備に取り組むつもりだ」

エグゼクティブディレクターのアンドレア・ステラは今日のプログラムの内容を次にように説明した。

「数多くの重要な作業をやり終える事ができ、ここアブダビで行われたポストシーズンテストは我々に依って生産的だった」

「何よりもオスカーをMCL36に乗せ、チームでの仕事をスタートできて良かった。今日の主な目的は、できるだけ多くの距離を走り込み、このチームでの仕事に慣れてもらうことだった」

「ランドの方は、来年に向けてピレリタイヤの情報を収集した。有益だった。サポートしてくれたピレリに感謝したい」

「オスカーは123周、ランドは115周を走り込んだ。コースとMTC(本拠マクラーレン・テクノロジー・センター)の両チーム、そしてドライバーたちの努力にも感謝する」

「長いシーズンを終えたレースチームはこれからMTCに戻り、十分な休息とリセットのための時間を取った後、2023年シーズンに向けて全力を尽くしていく」


2022年F1ポストシーズン・アブダビテストは11月22日(火)に9時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで行われた。カルロス・サインツがトップタイムを刻み、フェラーリがタイムシートの1~3位を独占した。

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