フェリペ・マッサ、2014年F1ブラジルGPにて
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フェリペ・マッサ、FIAカート世界選手権のトップに就任

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ウィリアムズから二度目の引退を発表したフェリペ・マッサは、2018年に世界カート選手権(CIK-FIA)の責任者を務める。今年36歳となった人気ブラジル人ドライバーは、11月の最終戦アブダビGPで15年に渡るF1でのキャリアに幕を下ろした。2008年には11勝を挙げドライバーズランキング2位を獲得、12月のFIA年次総会の場で新たな役職に任命された。

マッサはF1シーズンオフにチャリティカート大会を主催するほどの熱狂的なカート愛好家として知られる。2005年から14年に渡って開催された同大会には、ミハエル・シューマッハや小林可夢偉、フェルナンド・アロンソやルーベンス・バリチェロ等、数多くの有名ドライバーが参戦した。

フォーミュラEへの参戦が噂されるなど引退後のレース活動に注目が集まる中、先日2018年のストックカー・ブラジル開幕インテルラゴスにスポット参戦する事を発表。マッサは5度のチャンピオンに輝いたカカー・ブエノと共にBueno’s Cimed Racingの一員として来年3月10日のレースに挑む。

同じく総会では、かつてフェラーリF1の代表を務めていたジャン・トッドの3期目会長職就任が可決された。マッサはトッドの息子ニコラのマネジメントを受けF1デビューしており、新会長との間に強力なパイプを有している。