戦況を見つめる長谷川祐介
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ホンダF1「アロンソのタイムは印象的、PUがノートラブルだったのはポジティブ」F1マレーシアGP 2017《初日》

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ホンダのF1プロジェクトを統括する長谷川祐介は、F1マレーシアGP初日にフェルナンド・アロンソが叩き出したラップタイムに勇気づけられたと語り、セッションを振り返った。アロンソは29日(金)に行われたFP1で3番手、FP2を5番手で終え、共にメルセデス勢に先行する印象的な走りを見せた。

ホンダF1:マレーシアGP初日を終えて

長谷川祐介アロンソのタイムは励みになった

シンガポールは厳しいコンディションのレースとなりましたが、今週のマレーシアもまた、熱帯気候下でのチャレンジングなグランプリとなりそうです。雨のためにFP1のスタートが遅れたため、いつもよりも少ない周回でセッションを終える事になりました。とは言え、我々はフルウェットとインターミディエイトの両方のタイヤで走行したたため、週末に向けて貴重なデータを収集する事ができました。

FP2ではコンディションが改善し、バンドーンもアロンソも安定した走りを見せてくれました。フェルナンドのラップタイムは特に印象的でしたね。セパンの高い気温は、チームメンバーのみならずパワーユニットにとっても厳しいものです。それを考えれば、大きなトラブルもなくセッションを終えられたのはポジティブでした。

中段のライバル勢とのタイム差は拮抗していますので、明日の予選は接戦となるでしょう。最も競争力のあるセットアップを見つ出すために、今日集めたデータを分析していきます。


F1マレーシアGP3回目のフリー走行は、日本時間9月30日(土)15時から、予選は同日18時からセパン・インターナショナル・サーキットで行われる。

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