悲願のル・マン初制覇を狙うトヨタ・ガズーレーシングが、2017年のルマン24決勝フロントローを獲得した。小林可夢偉の駆るトヨタTS050ハイブリッド7号車（小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン組）がポールポジション。可夢偉は予選2回目にコースレコードを2秒以上更新する3分14秒791（平均251.882km/h）を記録、これが公式予選最速タイムとなった。
2番手には、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンのトヨタ8号車、3番手にはポルシェ1号車、4番手にポルシェ2号車、5番手にトヨタ9号車が続く結果となった。ルマン24時間レースでは、計3回の予選を2日間に分けて行い、その中の最速タイムで決勝グリッドを争う。
日本時間6月16日(金)午前5時から行われた公式練予選3回目。トワイライトから始まり舞台は夜へと移っていく。予選2回目に引き続き天気は良好。気温24.1℃/路面温度34.4℃のコンディションでスタート。終盤は、気温19.1℃/路面温度31.7℃まで下がった。
開始から一時間経った所で、ブレンドン・ハートレイが運転するポルシェ2号車がミュルサンヌで失速。エンジン温度の上昇が確認されたため、チームは予防措置として車を止めた。
LMP1クラス順位結果とタイム
| Pos. | Team | Driver | Best Time | Gap |
|---|---|---|---|---|
| 1 | トヨタ #7 | コンウェイ 小林可夢偉 サラザン |
3:14.791 | – |
| 2 | トヨタ #8 | ブエミ デビッドソン 中嶋一貴 |
3:17.128 | 2.337 |
| 3 | ポルシェ #1 | ヤニ ロッテラー タンディー |
3:17.259 | 2.468 |
| 4 | ポルシェ #2 | ベルンハルト バンバー ハートレイ |
3:18.067 | 3.276 |
| 5 | トヨタ #9 | ラピエール 国本雄資 ロペス |
3:18.625 | 3.834 |
可夢偉のポールラップ
REPLAY PART 2: how @kamui_kobayashi smashesd track record during #LeMans24 Qualifying Session 2. @Toyota_Hybrid #WEC pic.twitter.com/mMIKxV86UD
— FIA WEC (@FIAWEC) 2017年6月15日
歓喜するトヨタ陣営
ALL TIME RECORD ‼️#LeMans?? 3 min 14,791sec ?? @Toyota_Hybrid #7 @kamui_kobayashi #TeamSpirit pic.twitter.com/OuswQcN5eQ
— alex wurz (@alex_wurz) 2017年6月15日
決勝が行われる6月17日(土)は、日本時間午後16時から45分間のウォームアップ走行が行われた後、夜22時より仏ルマン24時間サーキットにてレースがスタートする。
