
リアム・ローソン「時間の問題だったのに…」青天の霹靂、非情なレッドブル降格に無念の胸中
開幕わずか2戦でレッドブル・レーシングからレーシング・ブルズに降格となったことについて、リアム・ローソンは、適切な時間さえ与えられれば、首脳陣の期待に応えられるだけのパフォーマンスを発揮できたと主張した。
今週末の第3戦日本グランプリからは、ローソンに代わって角田裕毅がレッドブルに昇格。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコによれば、角田にはシーズン最終戦までの猶予が与えられる予定だという。一方でローソンには、わずか2戦しかチャンスが与えられなかった。
東京お台場で英テレビ局Sky Sportsのインタビューに応じたローソンは、「正直、かなりのショックだった。本当に、こんなことになるなんて思ってもみなかった」と語り、今回の決定が完全に予想外だったことを明かした。
プレッシャーの少ないレーシング・ブルズに戻ることを前向きに捉える選択肢もあるが、それでもローソンは「もっと時間が欲しかったのは言うまでもない。以前に走ったことがある場所までは、と感じてしまう」と語る。
ローソンは開幕戦が行われたアルバート・パーク・サーキットでの走行経験がなく、第2戦についてもF3アジア時代にレース経験はあるものの、F1マシンでの走行は初めてだった。さらに走行時間という点でもかなりの妥協を強いられた。
プレシーズンテストでは、全ドライバー中で2番目に少ない周回数にとどまり、オーストラリアGPの最終フリー走行ではパワーユニットの問題により走行できなかった。続く中国GPではスプリントフォーマットが採用され、週末に許されたプラクティスはFP1の60分間のみという状況だった。
ローソンは、「クルマがかなり難しかったぶん、自分がすでに走ったことのあるサーキットだったら少し助けになったと思うし、そういうチャンスが欲しかった。もちろん、それを決めるのは僕じゃないから、今ある機会を最大限に活かすだけだ」と語った。
さらに、「クルマは確かに運転が難しかったけど、少しずつ順応している途中だった。毎回のセッションで、まだ何かに慣れている最中という感覚だった。ドライビングスタイルの問題というより、単に『順応するための時間が足りなかった』というのが正直なところだ」と続けた。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーも、時間の問題だったと認めている。
「そのまま続けさせることもできたし、リアムは才能のあるドライバーだと私は思っている。もしかしたら、シーズンの半ばまでには適応できたかもしれない。だが、我々にはそこまでの時間がなかった」とホーナーは語った。