3度のF1王者の名を関した道路「ラウダ通り」が英メルセデス本拠に誕生
メルセデスF1チームの本拠、英国ブラックリーのファクトリーへと通じる道路が「ラウダ通り(Lauda Drive)」と命名された。世界選手権を3度制覇した故ニキ・ラウダに敬意を示したものだ。
F1が誇るレジェンドドライバーは2019年5月に70歳で亡くなるまで、2012年からメルセデスの非常勤会長を務めていた。
💬 “I wish he was here, because there would have been many questions that I would have asked him this year.”
Niki, you may be gone, but you’ll forever be part of this family and our journey. ❤️ pic.twitter.com/mztOmbyRUX
— Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team (@MercedesAMGF1) November 30, 2022
チームは遺族と地元当局の許可を得て、これまで「レイナード・パーク」と呼ばれていた道路を改称し、亡き友人の名を永久に残す事を決断した。
11月29日(火)の午後に行われた除幕式の中でメルセデスCEO兼チーム代表のトト・ウォルフは、ラウダを「親友の一人」と称して敬意を示した。
「ラウダ・ドライブをお披露目できて本当に光栄だ。今日は本当に数多くのチームメンバーが集まってくれた」とウォルフは語った。
「親愛なる友人であり同僚であるニキは、我々が大騒ぎすることを望まなかっただろうが、それでもこの道路に自分の名前が付けられたことを誇りに思ってくれるだろう」
「彼と一緒に仕事ができたことは我々の誰にとっても特権だった。そして私は幸運にも彼を親友の一人と呼ぶことができた」
「我々の成功における彼の貢献は極めて大きく、私にとっては素晴らしいスパーリングパートナーであり、頼もしい社外取締役会長だった。心から惜しんでいる」
8年に渡るメルセデスによるV6ハイブリッド時代の支配は今年、レッドブルによって終止符が打たれた。ウォルフは「友人として、そして会長として彼がここにいてくれたら良かったのにと思う」と述べた。
「なぜなら今シーズンは彼に聞きたいことがたくさんあった年だったから。彼のレガシーは様々な形で今も生き続けているものの、今後多くの人々がこのラウダ・ドライブを通る事になって本当に特別な気持ちだ」