タイヤウォーマーを被せられ、コースインのタイミングを待つアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト、2020年F1イギリスGP決勝レースcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ダニール・クビアトのクラッシュの原因は最終盤の3台のトラブルとは異なる、とピレリ

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第4戦イギリスGPで発生した事故の直後にダニール・クビアト自身が謝罪の言葉を口にしたことで、当初はドライビングエラーの可能性もあるかに思われたが、ピレリのマリオ・イゾラは右リアタイヤのスローパンクチャーがクラッシュの原因である可能性が高いとの見解を示した。

ギアボックス交換に伴うグリッド降格を受け、19番手グリッドからスタートしたアルファタウリ・ホンダのクビアトは、オープニングラップで一気にポジションを上げると、その後もオーバーテイクを繰り返してあっという間に12番手にまで浮上した。

だが、12周目に超高速コーナーのマゴッツ及びベケッツの複合コーナーへと進入した際にリアエンドを失いバリアに激突。レースペースが好調であっただけに、クルマを降りたクビアトは国際映像のTVカメラを手で払いのけるなど、悔しさを爆発させた。リプレイ映像からはパンクの可能性が見受けられた。

この日のレースでは、最終盤にルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、カルロス・サインツが相次いで左フロントタイヤのパンクに見舞われた。ピレリはこの3台のトラブルの原因について、極度の摩耗が直接的な原因だとの初期分析の結果を公表したが、クビアトの一件は別の原因によって発生したようだ。

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マリオ・イゾラはクビアトのクラッシュについて「他の状況とは全く異なる」として、恐らくはスローパンクチャーによって引き起こされたものであるとの見解を示した。ただし現時点では詳細な分析には至っておらず、問題の更なる解明のために、破損した個体がミラノのファクトリーへと送られた。

時速300km近い高速での激しい事故であった事もあり、タイヤは完全に破壊されてしまっているものの、マリオ・イゾラは顕微鏡分析や断面分析、その他の方法によって原因を特定する事は可能だとしている。

以下の動画はクビアトがクラッシュに至るまでの車体後方を映した映像だが、リアがアウト側に飛ばされる直前にタイヤの破損が始まっている事が確認できる。