ホンダF1、鈴鹿セクター1で最速タイム!最高速度はトップ10入り | 2017年F1日本GP《決勝》スピードトラップ
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マクラーレン・ホンダとして挑んだ最後のF1日本GP、リザルトこそ11位と14位という残念な結果に終わったが、ストフェル・バンドーンがS字区間を含む第一セクターで33秒572の最速タイムを記録。トップスピードランキングでは、フェルナンド・アロンソが306.9km/hをマークし全20台中8番目の速さをみせた。
決勝レースでのセクター別ベストタイムは、セクター1がバンドーン、セクター2がキミ・ライコネン(フェラーリ)、セクター3がバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果だった。バンドーンは、ライコネンやボッタス、ルイス・ハミルトンらを抑え、鈴鹿の高速セクションを最も速く駆け抜けた。
鈴鹿でのスピードトラップは130Rを抜けた70m先で測定される。トップは時速313.2キロを記録したボッタス、2番手は時速312.8キロのライコネンという結果だった。優勝のハミルトンは、スリップストリームを使う機会がなかった事もあり10番手、アロンソは8番目に速いトップスピードを記録した。
その一方で、同じホンダエンジンを使うバンドーンの最高速は299.7km/h、16番目の速さだった。バンドーンのマシンが如何に多くのダウンフォースをつけていたかがよく分かる。
セクター1は高いダウンフォースが要求されるセクションだが、スピードトラップが計測される西ストレートは空気抵抗が少ないほど有利。マクラーレン・ホンダは2台のマシンでセットアップを分けていた。空気抵抗を減らしつつもダウンフォースを稼ぐエアロが欲しいところだが、今のマクラーレンはその域にはいないようだ。