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マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1日本GPの舞台となる鈴鹿サーキットは”完璧なドライバーズサーキット”だと評価する。スプーン・カーブの出口から最終シケインまでの1.5kmにも及ぶエンジン全開区間、右へ左へとリズムよくマシンを操る事が要求されるS字、時速300キロでの度胸が試される130R等、鈴鹿はドライバーの好奇心と探究心をくすぐるあらゆる要素で構成される。
マクラーレンは日本の大手自動車メーカーであるホンダが製造するエンジンを搭載しているため、10月6日から始まるF1日本グランプリはホームレースの扱いとなる。その意味でアロンソは日本との関わりが深いドライバーではあるが、それを抜きにしても日本は個人的にも特別な場所なのだと言う。
武士道に大きな影響を受けたアロンソは、自身の背中に武士をモチーフにしたタトゥーを彫り込んでいる程であり、36歳の誕生日には侍をあしらったバースデーケーキでお祝いをしている。
日本の文化は魅力的であり、献身的なファンのサポートによって日本GPはF1で最も熱狂的なものになる、と語るアロンソは、グランプリ開催に先んじて早めに東京に飛び、毎年観光旅行を楽しんでいる。2016年には東京国立博物館で甲冑を鑑賞、趣味のフィギュアや自転車を探すために秋葉原などに出没している。
鈴鹿はドライバーの技量が試される真のサーキット
フェルナンド・アロンソ
鈴鹿が僕の好きなサーキットであるのは間違いよ。他のドライバー達と一緒に毎年日本でのレースを楽しみにしてるんだ。クラシックサーキットである鈴鹿は、本当に独特なレイアウトを持っているし、あらゆる要素が全て詰まってるんだ。高速のサーキットだからドライバーやエンジニアへの要求が厳しくて、ハードルの高いチャレンジになるんだよね。鈴鹿は完璧なドライバーズサーキットだよ。
日本グランプリはマクラーレン・ホンダにとって重要なレース何だけど、それを抜きにしてもここは個人的にも特別な場所なんだ。日本の文化は魅力的でいつも驚かされるし、ファンからの素晴らしいサポートによって、日本GPの週末はF1で最もエキサイティングで最高なものになるんだ。
いつも僕は限られた時間を最大限に有効活用して、東京で数カ所を周るんだけど、素晴らしい所だなあっていつも心から感じるんだ。
2017年第16戦F1日本GPの舞台となるのは三重県鈴鹿サーキット、10月6日(金)10時からのフリー走行で幕を開ける。