シャルル・ルクレール、F1日本GPでのフェルスタッペンとの接触事故の責任認める
スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、鈴鹿日本GPの1周目に発生したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との接触事故について、自身の非を認めた。
セバスチャン・ベッテルと並び、最前列からスタートしたルクレールは、蹴り出しで遅れてしまい、ターン1で3番手に後退。続くターン2にイン側から侵入した際、アウト側にいたフェルスタッペンの方へと広がり接触。レッドブル・ホンダRB15を芝へと追いやった。
一度は最後尾にまで転落したものの、オーバーテイクを重ねて大きく挽回。ルクレールは6位でチェッカーフラッグを受けた。だが、一件の責任はルクレールにあるとして、レース後に5秒のペナルティが科され、更に、フロントウイングを破損した危険な状態での走行を続けたとして、プラスで10秒ペナルティを受け7位へと降格した。
「セブが若干動いた事で少し気を取られしまい、反応するのがかなり遅れ、スタートで出遅れてしまった」とルクレール。「蹴り出しそのものはそんなに悪くなかったんだけど、反応がかなり遅れてしまったんだ。そして、その後のマックスとの件は、明らかに僕のミスだった」
「あの時僕は、セブ(ベッテル)とルイス(ハミルトン)の後ろでコーナーのイン側を走っていて、フロントのグリップを若干失ってしまった。それは予想してしかるべき事だったけど、僕はそうしなかった。あれは僕が責任を負うべき事故だ」
接触によってフロアに大きなダメージを負ったフェルスタッペンは、15周後にリタイヤを選択。クルマを降りたフェルスタッペンは「前走車について走ればダウンフォースが失われるなんて事は周知の事実。それは言い訳にはならない」「激しいバトルは好きだけど、今回の一件は無責任なドライビングが原因だった」とルクレールを批判していた。
レーススチュワードはルクレールに対して、タイムペナルティーだけでなく、2点のペナルティポイントを加算している。