
鈴鹿は「ごった返すはず!」F1日本GPでの角田昇格にフェルスタッペンも注目
角田裕毅が母国日本GPに先立ち、レッドブル・レーシングの正ドライバーに昇格したことを受け、マックス・フェルスタッペンは、4月4~6日の鈴鹿サーキットでの3日間がチームにとって「ごった返す」ような週末になるだろうと予想している。
2025年のF1第3戦は、角田が初めてトップチームであるレッドブルのマシンでレースに挑む、しかもその舞台が母国日本であるという、日本モータースポーツ界にとっても歴史的な一戦となる。
これについてフェルスタッペンは、「今回はユーキが母国のファンの前で、このチームで初めてのレースを迎えることになるから、今週末はごった返すだろうね!」と語り、チーム内外の高まる熱気を予想した。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
スマホを手に撮影するレッドブルのマックス・フェルスタッペンとアルファタウリの角田裕毅、2022年5月3日(火) アメリカ、フロリダ州ナプルズのフロリダ・スポーツ・パーク
ホンダへの感謝を込めた“ジャパン・リバリー”
今週末の鈴鹿ではさらに、ホンダとの8年間にわたるパートナーシップの集大成として、ホンダ初勝利のRA272にインスパイアされた白と赤の“ジャパン・リバリー”が「RB21」に施される。
「この特別カラーリングはホンダへのトリビュートなんだ。白ベースの“ジャパン・リバリー”はめちゃくちゃカッコいいよね」とフェルスタッペンも絶賛する。
「それに合わせて、僕も白い“ジャパン仕様”のヘルメットで走る予定なんだ。鈴鹿に向かう前に東京で少しのんびりしたり、ショーランにも参加する予定なんだ。楽しみだよ」
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ホンダ「RA727」のオマージュリバリーが施されたレッドブル・レーシング「RB21」、ホンダF1初勝利60周年とレッドブルおよびホンダの提携成功を祝して2025年F1日本GP(鈴鹿サーキット)で採用されるスペシャルカラー (4)
目指すは4年連続の鈴鹿ポール・トゥ・ウイン
「僕らにとって常に特別な場所」と本人が語るように、鈴鹿はフェルスタッペンにとって思い出深い舞台でもある。
2014年に公式セッションデビューを飾り、2023年にはコンストラクターズタイトルの獲得を決定づけ、自身2度目のドライバーズタイトルも手にするなど、数々の輝かしい記憶が刻まれている。
今季はまだ勝利を手にしていないが、フェルスタッペンが今週末の日本グランプリで狙うのは、鈴鹿での4年連続ポール・トゥ・ウィンだ。
フェルスタッペンは前戦中国GPを振り返り、「第2スティントではパフォーマンスがかなり良くなって、クルマの速さも見えてきたし、チームはパフォーマンスの最適化に向けてすごく頑張ってくれている。それに、僕自身もファクトリーでシミュレーター作業に取り組んできた」と自信をのぞかせた。
「鈴鹿は高速コーナーが多く、僕自身すごく気に入っている。毎年いいレースができている場所だから、今週末もクルマの力を引き出して、さらにパフォーマンスを上げていきたい」
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鈴鹿サーキットで2年連続、通算6回目のコンストラクターズ選手権タイトル獲得を祝うマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシング、2023年9月24日F1日本GP