モンツァのターン1で宙を舞うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とその脇のルイス・ハミルトン(メルセデス)、2021年9月12日F1イタリアGP決勝レースにて
copyright FORMULA 1

F1イタリアGP速報:ポールのフェルスタッペン含むホンダ勢3台、チェッカーを前に姿を消す

  • Published: Updated:

ホンダF1エンジン勢はポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とアルファタウリの角田裕毅及びピエール・ガスリーの計3台がチェッカーフラッグを前にモンツァ・サーキットから姿を消した。

前日のスプリント予選でクラッシュを喫したガスリーに対し、アルファタウリ・ホンダはイタリアGP決勝を前に、別スペックのES(バッテリー)を含む全PUコンポーネントを交換。更にギアボックスを新調しクルマに変更を加えた事でピットレーンスタートとなった。

続報:マクラーレン、11年ぶりの1-2

シートからウイング、ノーズ、ブレーキ、フロア等、大幅な変更作業が行われたため調整が必要で、レコノサンスラップでガスリーは「こんなんじゃレース出来ないよ!」とクルマの問題を訴えていた。

その後の調整を経てガスリーは問題は解決したと報告したが、レースが始まるとこれに関連したものかどうかは不明ながらもトラブルに見舞われたようで、3周目にガレージにクルマを入れリタイヤした。

調査中であるとして、現時点では詳しい原因は明らかにされていない。なお角田裕毅の方はマシントラブルによりレースそのものをスタートできなかった。チームは「グリッドに向かう途中で修復不可能なメカニカルトラブルが確認された」と説明している。

ポールシッターのフェルスタッペンは26周目にタイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とサイド・バイ・サイドでターン1にアプローチ。スペースがなくイン側の縁石に乗り上げたことで車体が宙に浮き、ハミルトンの車両に覆いかぶさるようにしてクラッシュした。

レースは34周目を迎えた現在、ダニエル・リカルドとランド・ノリスのマクラーレン勢が1-2体制を築いている。

F1イタリアGP特集