ピエール・ガスリー「リアウィングの悪夢にうなされそう!」リカルド鉄壁のディフェンスを称賛
1周目から45周目まで、モンツァでのレースの85%に渡ってダニエル・リカルド(マクラーレン)に抑え込まれたピエール・ガスリー(アルファタウリ)は、暫くの間はリカルドのリアウィングの悪夢にうなされそうだと冗談を飛ばした。
リカルドは3列目5番グリッドに着いたガスリーの前からレースをスタートした。両者はレースを通して終始、激しい入賞争いを繰り広げた。
リカルドは一切の隙を見せず、ガスリーは結局抜けず仕舞いに終わったが、3号車マクラーレンMCL36はチェッカーを目前にオイル漏れに見舞われた。ガスリーはリタイヤを余儀なくされたリカルドに代わって8位入賞を飾った。
「これから数日間は間違いなくダニエルのリアウイングの悪夢を見ることになるだろうね。彼の後ろで何周したか分からないけど、まるで一生分のように感じたよ!」とガスリーは語った。
「あらゆる手を尽くしたけど、彼はミスひとつしなかった」
F1イタリアGPのトップ6はレッドブル、フェラーリ、メルセデスが独占した。8位というガスリーのリザルトは、中団勢としてはランド・ノリス(マクラーレン)に次ぐ好結果だった。
「トップ3チームに続いてフィニッシュできたわけで、僕らにとってはこれ以上ない結果だ。またポイントを獲得できて本当に満足だ」
8位フィニッシュにより4点を加算したガスリーは、ドライバーズランキングで14位から一気に11位へと躍り出た。
「何に取り組むべきか、そしてどう改善すべきかについては見当がついているから、これから次のシンガポールGPに向けて準備を進めていくつもりだ」
「引き続きポイント圏内を目指していきたい」
セーフティーカー先導ラップで終了した9月11日(日)の2022年F1第16戦イタリアGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝を飾り、2位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。
マリーナ・ベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは9月30日のフリー走行1で幕を開ける。