ピエール・ガスリー、肝心のQ3が”不発”で10番手も「決勝では力強い戦いが出来るはず」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、9月5日(土)のF1イタリアGP予選で最終Q3ラウンドに進出して10番グリッドを獲得した。セッションを振り返ったガスリーは、Q3でのアタックが”不発”に終わった事に肩を落としながらも「AT01なら決勝で力強く戦えるはず」と語り、日曜のレースでのポジションアップに向け強い意気込みを示した。
ガスリーは順当にQ2に駒を進めると自己ベストとなる1分19秒909マークして、シニアチームのマックス・フェルスタッペンに次ぐ6番手で最終ラウンドへの切符を手にしたが、新品タイヤを履いたQ3での1発目でアンダーステアと横滑りに見舞われてしまい、Q2の自己ベストを塗り替える事なく予選を終えた。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
9 | アルボン | レッドブル | 1:21.104 | 1:20.064 | 1:20.090 | 19 |
10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:20.145 | 1:19.909 | 1:20.177 | 20 |
11 | クビアト | アルファタウリ | 1:20.307 | 1:20.169 | 14 |
仮にQ2と同タイムを残していれば、7番手のダニエル・リカルド(ルノー)に次ぐ8番手につけていた計算となる。
AT01なら力強いレースが出来るはず
ピエール・ガスリー予選: 10位, FP3: 12位
今回もQ3に進出できて嬉しい。今朝のFP3はトリッキーなセッションだったから、予選に向けてもう少しペースを上げていかなきゃならない状況だった。
Q1とQ2はかなり好調だったし、最終的に6番手タイムでQ3に駒を進める事ができたけど、新品タイヤを履いたQ3での最初のアタックはオーバーステアに苦しみ、スライドも多かったため、あまり良いものじゃなかった。
中古タイヤを履いた2セット目のランは良かったけど、ニュータイヤを履いたライバルの前に出られるほど十分なものではなかった。
今日は10番手止まりだったけど、かなりの接戦になっているし、僕らのパッケージを以てすれば明日は良いレースができるはずだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続きメルセデスがフロントローを独占。3番手にはカルロス・サインツ(マクラーレン)が並ぶ結果となった。
2020年F1イタリア・グランプリの決勝レースは、日本時間9月6日(日)22時10分にスタート。1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。