Published: Updated:
予選Q2まで順当な速さを見せていた母国GPのフェラーリであったが、雨脚が強くなった予選Q3でまさかの失速、ポールのルイス・ハミルトンには遠く及ばずキミ・ライコネンが7番手、セバスチャン・ベッテルが8番手と大きく出遅れた。
2番手と3番手につけたレッドブル勢がグリッド降格ペナルティーを受けるために、スターティンググリッドは2ポジションアップとなるものの、熱狂的なティフォシ達の前で不甲斐ない姿を晒すことになった。
予選を終えたベッテルは、Q3で他のマシンに全くついて行くことができなかったと語り、何某かの問題が発生していた可能性を示唆した。
「何が問題だったのかは分かってないんだ。他の連中があれほどまでに速く走っていて驚いたよ。全然ついていけなかったんだ。幾つか調べてみなきゃならない事があるね。何かが上手く機能してなかったんだ。僕らには良い車があるから恐れる必要はないし、明日はガンガン順位を挙げていくつもりさ。ここではオーバーテイクできるからね」
追い抜きは可能と主張するベッテルだが、モンツァはモナコGPのモンテカルロよりもオーバーテイクが難しい事で知られている。メルセデス勢の背中に食らいつきたい決勝では、直線スピードの速いウィリアムズのランス・ストロールとフォース・インディアのエステバン・オコンがフェラーリの前に立ちふさがる。
ベッテル同様、Q3で全くペースを挙げられなかったライコネンは、ドライコンディションが予想される明日の決勝レースでは、競争力を取り戻せるだろうと考えている。
「もちろん今日の結果にはガッカリしてるよ。明日はドライになるはずだから良くなるんじゃないかな」
FP3の順位結果と詳細についてはフリー走行3回目の結果とダイジェストを、雨で荒れた予選については予選結果とダイジェストをそれぞれ参照されたい。ドライコンディションが予想される決勝は、日本時間9月3日(日)21時からモンツァ・サーキットにて行われる。