イモラ・サーキットのレッドブル・ホンダのガレージ内を見つめるマックス・フェルスタッペン、2020年F1エミリア・ロマーニャGPにて
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ホンダPUの継承は最善策? フェルスタッペン「正直に言って、どうコメントして良いか分からない」

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レッドブル・レーシングはホンダのF1撤退後も高い競争力を維持するために、日本のパワーユニット(PU)サプライヤーが作り上げた1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンを2022年以降も継続使用したいと考えている。

そのためにはレギュレーション変更によってPU開発を凍結させる事が必要不可欠だが、ライバルメーカーのスクーデリア・フェラーリとルノーは明確に反対の立場を示している

実現に際して乗り越えるべき多くのハードルがある事は確かだが、ホンダPUを継承するのが最善のソリューションであるとチーム首脳陣が考えている事は明らかだ。では、マックス・フェルスタッペンはどう思っているのだろうか?

電装系トラブルの影響でミスファイヤに見舞われたエミリア・ロマーニャGP予選後のトップ3会見で「ホンダが最近抱えている問題の多さを踏まえた上で、今後もホンダエンジンを継続使用する事は正しい決断だと思うか?」と問われたフェルスタッペンは次のように答えた。

「正直に言って、どうコメントしていいのか分からないよ。何が起こるのか待つ他にないと思う。今年は2回リタイアがあったけど、総じて彼らは素晴らしい仕事をしてくれていると思っているし、僕はホンダと一緒に仕事ができて本当に嬉しく思ってる」

「彼らは最高の連中だし、本当に本当にやる気に満ちていて決して諦めたりしない。僕はそういうメンタリティが好きなんだよ」

今季のレッドブルは、例年のようにシーズンを経る毎にメルセデスとのギャップを詰めてきているが、フェルスタッペンはこれまでのところ、8月に英国シルバーストン・サーキットで開催された70周年記念グランプリで1勝を挙げたのみで、残りの11レースはメルセデスに勝利を許している。

最近の傾向として、予選で接近しながらも決勝で引き離されるという展開が時折目に付くが、フェルスタッペンは舞台となるコースに”よりけり”だと説明した。

「例えばクリッピング(デプロイメントが切れる事をレッドブルはこう呼ぶ)が多いところで、そういった傾向が少し強いように思える。ストレートでラップタイムを少し失うことになるからね」

「去年は予選に向けてラップタイムのゲインが少しあったように思うけど、今は予選パフォーマンスが少し良くなって、決勝では少し苦戦しているような気がする。でも、すべてのコースでそうなっているわけじゃない」

ニュルブルクリンクで行われたアイフェルGP予選でフェルスタッペンは、ポールのバルテリ・ボッタスに対して0.293秒、2番手のルイス・ハミルトンに1000分の37秒と迫った。

「ニュルブルクリンクは悪くなかった。かなりコンペティティブだったと思う。ただ、幾つかのコーナーで少しばかり手こずっただけなんだ。それがルイスとのギャップの原因だった」

前戦ポルトガルGPでは、スタート時の湿った路面状況や第1スティントでソフトタイヤを履いていた事などがライバルにアドバンテージを与える結果となった。ミディアムタイヤに履き替えてからはペースを戻したものの、時既に遅しで、フェルスタッペンは優勝したハミルトンの34秒遅れでフィニッシュした。

「前回のレースに関しては、最初の1周目だけじゃなくてターマック(舗装)といった要素もあったから、何かを語るのは難しい。それにメルセデスとは戦略も違っていた」

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