強烈な蛍光グリーン…アルファロメオ、F1ベルギーGPに特別カラーのC43を投入
アルファロメオはF1第13戦ベルギーGPで、周冠宇とバルテリ・ボッタスが駆る2台のC43に、蛍光グリーンが強烈な印象を与える1戦限りのスペシャルカラーを施す。前後ウイングにはドット調の炎のマークが、ホイールカバーやサイドポッドには「KICK」のロゴが光る。
これは今年、タイトルスポンサー契約を結んだオンラインカジノ「Stake」傘下のライブ配信サービス「KICK」とのコラボレーションによる試みだ。グランプリ開催地の広告規制を踏まえ、規制国では「Stake」ではなく「KICK」のブランディングが行われている。
「KICK」はプラットフォームと配信者の収益配分を5対95という割合に設定。2022年10月のローンチから僅か7ヵ月間で1,400万人以上のユーザーを集めた。このクリエイターファーストと言うべき配分比率「95-5」はC43のリバリーにもタイポグラフィとして表現されている。
チーム代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは「クリエイター重視の彼らの姿勢はマシンのカラーリングにも明確に示されている。これは我々のチーム運営手法とも似ている」と語った。
コンストラクターズ選手権9位と低迷するアルファロメオは、スペシャルカラー発表前日のハンガリーGPで周冠宇が予選5番手、バルテリ・ボッタスが予選7番手と、今季初のシングルグリッドを獲得。パドックの驚きを誘った。
だが決勝では周冠宇がブレーキ・システム・ストラテジーにトラブルを抱えスタートで失速。その後方にいたボッタスも煽りを食って大きくポジションを落とし、完走こそ果たした者の、ノーポイントに終わった。