ガスリー、トラブルに見舞われるも手応え「パッケージの改善策が見つかった」F1バルセロナ合同テスト2日目
5月16日水曜に行われた2018年インシーズン・バルセロナ合同テスト最終日の走行を終えて、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがセッションを振り返った。
ガスリーは当初2日目の全てを担当する予定であったが、初日にステアリングを握ったショーン・ゲラエルがオイル漏れのために走行時間が限られてしまったため、午前のセッションをゲラエルに譲る事となった。
満を持してコースインしたガスリーであったが、今度はステアリングに問題が発生。またしても長時間に渡りガレージ内に籠もる事を強いられ、僅か39周の走行に留まった。
とは言え流石レギュラードライバー。セッション終了間際に硬めのミディアムタイヤを履き1分19秒410を記録し9番手。ソフトでタイム計測したゲラエルを1.3秒上回ってみせた。
今季マシンSTR13はコース毎でパフォーマンスにバラツキがあり一貫性がないのが課題。一刻も早い解決を目指すトロ・ロッソはこの日、極端なセットアップ変更を実施するなどしてマシン特性の評価を実施した。
レース週末には試せないこの試みが功を奏したか、マシンから降りたガスリーは「多くの解決策が得られた」と述べ、パフォーマンスの改善に手応えを得た事を明らかにした。
パッケージの改善策が見つかった
ピエール・ガスリー9位 / 1分19秒410 / 39周
いくつか問題が発生してしまったせいで、僕の方はそんなに忙しくなかったよ。結局走ったのは39周だけだしね。でも、頑張って幾つかテストを行ったことで更に多くの解決策を得ることができたし、パッケージを改善するための正しい方向性を見つける事が出来た。チームとしては、幾つか興味深い結果を得ることができたんじゃないかな。
僕はもう次のモナコに完全に集中しているよ。第二のホームレースだから、すごく楽しみにしてるんだ。
2日目トップタイムはバルテリ・ボッタス(Mercedes)、2番手はアントニオ・ジョビナッツィ(Ferrari)、3番手にランド・ノリス(Mclaren)が続いた。詳しくは、F1バルセロナ合同テスト2日目順位結果を参照されたい。
2日間に渡って行われたテストスケジュールはすべて終了。チームは今回のテスト結果を踏まえ、5月24日(木)から始まる第6戦F1モナコGPに向けて準備を進める。