インディカー公認ゲーム、開発元とのライセンス契約終了で消滅
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インディカー・シリーズ公認のレースゲームは幻に終わった。米国証券取引委員会に提出された書類によると、インディカーは2023年11月8日、開発元のモータースポーツ・ゲームズ社との間で締結された2つのライセンス契約を終了した。
インディカー・シリーズは2021年7月15日(木)、レーシングゲーム大手開発のモータースポーツ・ゲームズと提携し、2023年に公式ビデオゲームを発売すると発表した。ライセンス契約が結ばれたのはこの月の終わりの事だった。
この契約はモータースポーツ・ゲームズに対し、インディカー・シリーズに関連するレーシング・ビデオゲーム製品および eスポーツ・イベントに対してライセンスを付与するものだった。
契約終了の理由についてインディカーは、モータースポーツ・ゲームズがライセンス契約における特定の義務を果たしていないためだと主張した。これには米国内でのインディカー・ゲームの販売や、eスポーツ・イベントを一定数以上開催する事などが含まれる。
契約終了の通知を受けてモータースポーツ・ゲームズは、ライセンス契約に基づく支払い要求などの有効性について検討している。
モータースポーツ・ゲームズは最近、同社のスタッフの4割近くを解雇した事を明らかにしたばかりで、インディカーのみならず3年半に渡って開発を続けてきた英国ツーリングカー選手権（BTCC）とNASCARに関するゲーム開発ライセンスを失っている。