NTTインディカー・シリーズ第9戦REVグループGPの予選が現地6月19日(金)にロードアメリカで開催され、ジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が1分46秒0186を記録してキャリア通算13回目のポールポジションを獲得した。

予選最終ラウンド、ファスト6に進出した2度のシリーズチャンピオンは、レッドタイヤではなく唯一、新品のプライマリータイヤ「ブラック」を装着。この戦略が見事にハマった。

ニューガーデンと並び最前列2番グリッドに付くのはコルトン・ハータ（アンドレッティ）で、2列目3番手はジャック・ハーベイ（メイヤーシャンク）、4番手はウィル・パワー（チーム・ペンスキー）という結果となった。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は20番手と大苦戦を強いられ、デビュー戦を迎えるケビン・マグヌッセン（マクラーレンSP）を後方21番手に従える事となった。

予選を振り返った佐藤琢磨は「悔しい結果に終わってしまいました」と語った。

「ファステストラップを刻んでいる際にリアをロックさせてしまう場面がありましたが、それよりも、今日は単純にスピードが足りませんでした。根本的な問題として、スピードを見つけ出す必要がある状態です」

「決勝レースの前にもう1回、ウォームアップ・セッションがありますので、競争力を高めるために、もう少しスピードを見いだせればと思っています」

「明日の天気がどうなるにせよ、対処しなければならない事に変わりはありませんが、既に苦労している状態ですので、仮に雨が降ってコンディションが変化したとしても、僕らにとっては害になる事はないと思います」

「何よりもまずは、どのエリアでスピードを失っているのかを突き止める必要があります」

ポイントリーダーのパトリシオ・オワード（マクラーレンSP）は予選Q2敗退を喫して10番手に留まった。対して1ポイント差で迫るランキング2位のアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）は5番手に付けた。

初日プラクティスで最速を刻むなど、好調を維持していたロマン・グロージャン（デイル・コイン）は7番手。タイトル候補の一人である6度王者スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）は予選Q1敗退を喫し、13番手からレースをスタートする。

決勝レースは現地20日(日)正午に開始される。日本ではGAORA SPORTSが日本時間20日(日)25時より決勝レースを生中継する。視聴には「スカパー！」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。更に今季からはHulu ライブTVでもストリーミング配信されている。

インディカー第9戦ロードアメリカ予選順位結果