ポールポジションを獲得したチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデン、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にて
Courtesy Of INDYCAR

インディカー最終ロングビーチ《予選》:ニューガーデン、逆Vに向け”崖”PP!優勝目指すとパロウ…佐藤は気候に翻弄され16番手

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2021インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGPの公式予選がカリフォルニア州現地9月25日(土)に行われ、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が1分8秒2241のトップラップで今季4度目のポールポジションを獲得した。

2番手は6度のシリーズチャンピオン、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)で、3番手には4度のインディ500王者、エリオ・カストロネベス(メイヤーシャンク)という結果となった。

ポールポジションと優勝、そして最多ラップリードのハットトリックが求められる崖っぷちの状況の中、ニューガーデンは予選を終えて逆転チャンピオンシップの可能性を残す事となった。

「ここで速く走れて本当に嬉しい」とニューガーデン。「チーム・シボレーのパッケージは間違いなく良いと思う。今日の仕事はやり遂げた。あとは明日に向けて頑張るだけだ」

35点差でパトリシオ・オワード(マクラーレンSP)を抑えて選手権をリードするアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)は黄旗に阻まれ10番手で予選を終えた。

「クルマは良いし、明日は優勝を懸けて戦えるだけのポテンシャルがある」とパロウ。

「ファスト6に進めるだけのポテンシャルがあったわけでクルマの仕上がりは本当に良いから、明日は良いポジションで戦えると思う。頑張るよ」

パロウは12位以上(ラップリードを獲った場合は13位以上)でフィニッシュすれば初のシリーズチャンピオンを獲得する事ができる。

チップ・ガナッシのアレックス・パロウ、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にてCourtesy Of INDYCAR

チップ・ガナッシのアレックス・パロウ、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にて

ニューガーデンがタイトルを獲得するためには、日曜のレースで最多ラップリードを記録して優勝し、更にパロウが25位以下でフィニッシュする必要がある。

もう一人のタイトル候補であるオワードは8番手からスタートする。オワードの逆転王座の条件はレースでの優勝か2位+最多ラップリードに加えて、パロウが25位以下でのフィニッシュする事だ。

マクラーレンSPのパトリシオ・オワード、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にて (3)Courtesy Of INDYCAR

マクラーレンSPのパトリシオ・オワード、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にて (3)

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は16番手と奮わなかった。この日は晴天に恵まれ気温が上昇。これにより「多少なりともバランスとグリップレベルに影響」があり、その結果としてスピードに乗る事ができなかったという。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にてCourtesy Of INDYCAR

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2021年9月25日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP予選にて

ロングビーチの決勝レースは日本時間9月26日(日)28時よりGAORA SPORTSが生中継する。実況は村田晴郎アナウンサー。解説は武藤英紀と松浦孝亮の両氏が担当する。

視聴には「スカパー!」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。更に今季からはHulu ライブTVでもストリーミング配信される。

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動画

2021年第16戦ロングビーチ予選結果

Pos. Driver Time / Gap Session
1 ジョセフ・ニューガーデン
Team Penske
01:08.2241
+ 0.0000
Fast Six
2 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
01:08.4422
+ 0.2181
Fast Six
3 エリオ・カストロネベス
Meyer Shank
01:08.4827
+ 0.2586
Fast Six
4 シモン・パジェノー
Team Penske
01:08.6514
+ 0.4273
Fast Six
5 フェリックス・ローゼンクビスト
McLaren SP
01:08.7461
+ 0.5220
Fast Six
6 ロマン・グロージャン
Dale Coyne
01:08.7577
+ 0.5336
Fast Six
7 ジェームズ・ヒンチクリフ
Andretti
01:08.7143
+ 0.4902
Round 2
8 パトリシオ・オワード
McLaren SP
01:08.8339
+ 0.6098
Round 2
9 エド・ジョーンズ
Dale Coyne
01:08.8797
+ 0.6556
Round 2
10 アレックス・パロウ
Chip Ganassi
01:08.9464
+ 0.7223
Round 2
11 ライアン・ハンター=レイ
Andretti
01:09.1330
+ 0.9089
Round 2
12 ウィル・パワー
Team Penske
01:09.2279
+ 1.0038
Round 2
13 スコット・マクラフラン
Team Penske
01:08.8611
+ 0.6370
Round 1-1
14 コルトン・ハータ
Andretti
01:09.1094
+ 0.8853
Round 1-2
15 アレキサンダー・ロッシ
Andretti
01:08.9946
+ 0.7705
Round 1-1
16 佐藤琢磨
RLL Racing
01:09.3814
+ 1.1573
Round 1-2
17 マーカス・エリクソン
Chip Ganassi
01:09.1368
+ 0.9127
Round 1-1
18 カラム・アイロット
Juncos Racing
01:09.4360
+ 1.2119
Round 1-2
19 グレアム・レイホール
RLL Racing
01:09.3998
+ 1.1757
Round 1-1
20 チャーリー・キンボール
A.J. Foyt
01:09.6793
+ 1.4552
Round 1-2
21 コナー・デイリー
Ed Carpenter
01:09.5816
+ 1.3575
Round 1-1
22 セバスチャン・ブルデー
A.J. Foyt
01:09.7022
+ 1.4781
Round 1-2
23 マックス・チルトン
Carlin
01:09.7525
+ 1.5284
Round 1-1
24 リーナス・ヴィーケイ
Ed Carpenter
01:09.7602
+ 1.5361
Round 1-2
25 ジャック・ハーベイ
Meyer Shank
01:10.4664
+ 2.2423
Round 1-1
26 ダルトン・ケレット
A.J. Foyt
01:09.9144
+ 1.6903
Round 1-2
27 ジミー・ジョンソン
Chip Ganassi
01:10.5127
+ 2.2886
Round 1-1
28 オリバー・アスキュー
RLL Racing
01:10.0178
+ 1.7937
Round 1-2