2018年インディカー・シリーズ開幕セントピーターズバーグ表彰台copyright GPSTPETE

Indycar 開幕セントピーターズ・バーグ順位結果:8度のイエローで前代未聞の大荒れに…佐藤琢磨 完走も不運のアクシデント

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全車共通のユニバーサル・エアロキットが導入され、7名のルーキーを加えた2018年インディカーシリーズ。開幕戦セント・ピーターズバーグの決勝レースが現地3月11日に行われ、予選14番手スタートのセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)が、2年連続の逆転開幕ウィナーをかっさらった。

昨年と同じ予選5番手スタートとなった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。序盤はまずまずの立ち上がりを見せたが、30周目を過ぎたところで、オーバースピードで突っ込んできた後続のスコット・ディクソンにリアを当てられ緊急ピットイン。不運なアクシデントにより最後尾へと追いやられてしまい、表彰台の期待虚しく12番手でフィニッシュした。

新世代インディカーの幕開けレースは荒れに荒れた展開となった。ドライコンディションながらも計8度のフルイエローが宣言され、チェッカーフラッグ目前の残り2周で、先頭を行くロバート・ウィッケンズと2番手アレキサンダー・ロッシが接触。新人ウィッケンズのポール・トゥ・ウインが幻と消える波乱となった。

11日のセント・ピーターズバーグは気温22度のドライコンディション。1周2.9kmの市街地コースは幾らかオーバーテイクがしやすいものの、その分混乱も起こりやすい。レースは終始、カナダ出身28歳のルーキー、ロバート・ウィッケンズの独壇場であった。

レースはオープニングラップから早くも複数のアクシデントが発生。予選2番手のウィル・パワーと10番手のトニー・カナーンがスピン、加速に問題を抱えた6番手ライアン・ハンターレイが即ピットイン。チャーリー・キンボールはコースオフし、まずは3周目に1回目のフルイエローコーションが宣言された。琢磨はジェームズ・ヒンチクリフに抜かれたもののポジションキープの5番手。

リスタート後の7周目、今度はスペンサー・ピゴットと琢磨の僚友グラハム・レイホールが接触し再びイエローコーション。走行しているよりもセーフティーカー先導下で走っている時間の方が長いという大荒れの幕開けに。

29周目、予選3番手のルーキー、マテウス・レイストが単独クラッシュし3回目のイエローコーション。レースリスタート後の1コーナーで、今度は11番手走行中のスコット・ディクソンがオーバーブレーキングで9番手の琢磨のリアに接触。4回目のイエロー。緊急ピットインを強いられた琢磨は最後尾で隊列に。リスタートした40周目、ジャック・ハーベイの右手リアタイヤがパンクしグラベルの餌食に。これが5度目のフルイエロー。

レース後半は平穏な状況の中で熱いバトルが展開されたが波乱はまだ終わらない。残り12周、2番手走行中のアレキサンダー・ロッシがオーバースピードでコーナーに突っ込みタイヤスモーク。これが終盤の不幸の始まりとなった。

残り8周、レネ・バインダー(ジュンコス・レーシング)が単独でタイヤバリアに突き刺さり6度目のイエロー。残り5周で再スタートとなったが、今度はマックス・チルトンが単独クラッシュし7度目の黄旗。残り2周でグリーンフラッグが振られるも、ホームストレートエンドでイン側から無理に仕掛けた2番手アレキサンダー・ロッシがトップ走行のロバート・ウィッケンズに接触。ロッシは復帰したものの、ウィッケンズのリアはバリアに激突しまさかのリタイヤ。

結果、漁夫の利を得た14番手スタートのブルデーが勝利を収め、スピンして予選失格となったレイホールが2位、事故を起こしながらも難を逃れたロッシが3位に続き、規定周回110周中69のリードラップを得たウィッケンズは18位という、これ以上ない大波乱の結末を迎えた。

インディカー開幕セントピーターズ・バーグ順位結果

Pos. Driver Gap(秒)
1 セバスチャン・ブルデー
2 グラハム・レイホール 0.1269
3 アレキサンダー・ロッシ 0.5840
4 ジョームズ・ヒンチクリフ 1.5175
5 ライアン・ハンターレイ 1.9907
6 スコット・ディクソン 2.2716
7 ジョセフ・ニューガーデン 3.3842
8 エド・ジョーンズ 4.2992
9 マルコ・アンドレッティ 4.8363
10 ウィル・パワー 6.1272
11 トニー・カナーン 6.5176
12 佐藤琢磨 7.4005
13 シモン・パジェノー 7.9903
14 ギャビー・チャベス 9.2272
15 スペンサー・ピゴット 1 LAPS
16 ザック・ビーチ 1 LAPS
17 クラマン・デ・メロ 2 LAPS
18 ロバート・ウィッケンズ 2 LAPS
19 マックス・チルトン 2 LAPS
20 チャーリー・キンボール 3 LAPS
21 ジョーダン・キング 3 LAPS
22 レネ・バインダー 10 LAPS
23 ジャック・ハーベイ 72 LAPS
24 マティアス・レイスト 94 LAPS

シーズン前テストで佐藤琢磨有するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが圧倒的な速さを見せつけたフェニックス・レースウェイでの第二戦は、4月7日(土)に決勝が行われる。