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佐藤琢磨、インディカー公式テストを総合トップで締め括る!レイホール勢が最速連発
2月9日からの2日間の日程で開催された2018年インディカー公式フェニックス・オープンテストが終了、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰した佐藤琢磨が総合トップの座を手にした。
開幕戦前唯一の公式テストには全23台が参加し、昼・夜と時間帯の異なる計4回のプラクティス・セッションが実施された。初日に電気系統のトラブルに見舞われる場面もあったが、琢磨は1回目、3回目のセッションでトップスピードを記録、最終4回目には総合トップとなる189.855mph(19.3790秒)をマークした。
会場のISMレースウェイは、1周僅か1マイル程のショートオーバルコース。今季導入されたユニバーサル・エアロキットでは十分なダウンフォースを発揮できず、各車調整と対応に追われた。ダウンフォース量の減少はタイヤのデグラデーションを悪化させるため、これまで以上にタイヤマネジメントが重要となる。
チームメイトのグラハム・レイホールは総合5番手。ホンダエンジンを搭載するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは計4回のセッションで最速を記録し、シボレー勢を圧倒。佐藤琢磨は初のシリーズ優勝に向けて、好調なスタートを切った。
2018年インディカー フェニックス・オープンテスト総合結果
Pos. | No. | Driver | Team | Engine | Speed |
---|---|---|---|---|---|
1 | 30 | 佐藤琢磨 | レイホール・レターマン・ラニガン | ホンダ | 189.855 mph |
2 | 12 | ウィル・パワー | チーム・ペンスキー | シボレー | 189.769 mph |
3 | 14 | トニー・カナーン | A.J.フォイト | シボレー | 189.632 mph |
4 | 1 | ジョセフ・ニューガーデン | チーム・ペンスキー | シボレー | 189.399 mph |
5 | 15 | グラハム・レイホール | レイホール・レターマン・ラニガン | ホンダ | 189.090 mph |
6 | 98 | マルコ・アンドレッティ | アンドレッティ・ハータ・オートスポート | ホンダ | 189.008 mph |
7 | 27 | アレキサンダー・ロッシ | アンドレッティ・オートスポート | ホンダ | 188.940 mph |
8 | 9 | スコット・ディクソン | チップ・ガナッシ | ホンダ | 188.530 mph |
9 | 22 | シモン・パジェノー | チーム・ペンスキー | シボレー | 188.430 mph |
10 | 28 | ライアン・ハンター=レイ | アンドレッティ・オートスポート | ホンダ | 188.331 mph |
11 | 18 | セバスチャン・ブルデー | デイル・コイン | ホンダ | 187.958 mph |
12 | 10 | エド・ジョーンズ | チップ・ガナッシ | ホンダ | 187.696 mph |
13 | 4 | マティオス・レイシ | A.J.フォイト | シボレー | 187.431 mph |
14 | 21 | スペンサー・ピゴット | エド・カーペンター | シボレー | 187.308 mph |
15 | 19 | ピエロト・フィッティパルディ | デイル・コイン | ホンダ | 187.217 mph |
16 | 6 | ロバート・ウィッケンズ | シュミット・ピーターソン | ホンダ | 186.293 mph |
17 | 26 | ザック・ビーチ | アンドレッティ・オートスポート | ホンダ | 186.232 mph |
18 | 23 | チャーリー・キンボール | カーリン | シボレー | 186.177 mph |
19 | 59 | マックス・チルトン | カーリン | シボレー | 185.558 mph |
20 | 88 | ギャリー・チャペス | ハーディング | シボレー | 184.672 mph |
21 | 20 | エド・カーペンター | エド・カーペンター | シボレー | 184.182 mph |
22 | 5 | ジェームス・ヒンチクリフ | シュミット・ピーターソン | ホンダ | 185.533 mph |
23 | 32 | カイル・カイザー | フンコス | シボレー | 181.808 mph |