インディーカー・シリーズ第9戦テキサスを10番手で終えた佐藤琢磨。第101回インディ500ウィナーは、テキサスでのレース後深夜にホテルに戻り、2・3時間の僅かな睡眠を取った後、日本へ帰国するため朝4時に空港へ向かった。インディ500初制覇の偉業を讃えようと、成田空港には多くのファンが詰めかけていた。

凱旋帰国の目的は、スポンサーへの挨拶回りと数え切れないほどのメディア対応、そしてファンへの感謝の気持ちを伝えるため。ニューヨークに引き続き日本でも怒涛のメディアツアーを敢行した佐藤琢磨、indycar公式のインタビューに応えるその表情と声には、疲労の色が窺える。

週明け25日(日)は第10戦ロード・アメリカの決勝日、世界最速の男が一息つけるのは一体いつになるのだろうか。幾らか日本で休める時間があることを祈りたい。