クビサ、ハイパーソフトを履かず6番手「良い形で締め括れた」スタンドには横断幕 / F1ハンガリーテスト《2日目》2018
ウィリアムズはシーズン前半最後の公式セッションとなった2018年ハンガリー合同テスト2日目に、豊富な経験を持つリザーブ兼開発ドライバーのロバート・クビサを起用。ハンガロリンクにはクビサのF1復帰を応援するファンが駆けつけ、グランドスタンドに大きな横断幕を掲げた。
© Williams
クビサはこの日103周を走り込み、タイムシート上位につけたマシンが全てハイパーソフトタイヤを履く中で唯一ウルトラソフトでタイムを計測。1分18秒451をマークし6番手につけた。コンパウンドが異なるため比較は難しいが、初日を担当したオリバー・ローランドはソフトタイヤで1分20秒970を刻んでいる。
パフォーマンスエンジニアリング部門の責任者を務めるロブ・スメドレーは「マシンにいた時間と履いていたタイヤを考えれば、ロバートは良いラップタイムを記録したと思う」との見解を示した。ウィリアムズの今季マシンFW41はグリッド最遅との評価が確立しつつあり、今回のテストプログラムの大部分は今季マシンの改善のためではなく、来季マシンの開発のための内容で構成されていた。
良い形でテストを締め括れて満足
ロバート・クビサ6番手: 1分18秒451
悪くない1日になったと思うよ。来年のマシン開発に向けてのデータを収集しつつ、後半戦での前進のために今季マシンの理解を深めた。そういうわけで、今日は複合的なプログラムに取り組んだんだ。それと、残りのシーズンの助けになるように、現在のマシンスペックで走ったりもしたよ。大量のデータを集めることが出来たから、これからこれを分析していくつもりだ。夏休み前の最後テストを良い形で締めくくれて満足してるよ。
最終2日目は、メルセデスW09のステアリングを握ったジョージ・ラッセルが桃色ハイパーソフトタイヤで1分15秒575を記録。前日にフェラーリのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィを100分の7秒上回り、非公式コースレコードを塗り替えトップに立った。