2017年F1バーレーンテスト最終日:順位と結果 – マクラーレンホンダ4番手タイムをマークし81周を走破

メルセデスのバルテリ・ボッタスcopyright fia.com

18日、19日の2日間の日程で行われたF1公式バーレーン合同テストが終了した。最終日となる2日目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分31秒280をマーク。他を寄せつけない圧巻の143周を走行し、この日の最多周回数を記録した。


©honda.co.jp ガレージから出るバンドーン

初日のテスト開始早々にERSの水漏れが発生してしまったマクラーレン・ホンダは、オリバー・ターベイに代わりレースドライバーのストフェル・バンドーンがステアリングを握った。バンドーンは81周を走破し4番手タイムを記録。昨日の不足分を補うほどではなかったものの、順調にテストプログラムを消化し、開発の手がかりとなる貴重なデータを集めた。

テスト2日目の順位結果

Pos Driver Team Time Gap Laps
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:31:280 143
2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:31:574 0.294 64
3 カルロス・サインツ トロロッソ 1:31:884 0.604 68
4 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1:32.108 0.828 81
5 ケビン・マグヌッセン ハース 1:32:120 0.840 88
6 エステバン・オコン フォース・インディア 1:32.142 0.862 60
7 ダニール・クビアト トロロッソ 1:32:213 0.933 61
8 ゲイリー・パフェット ウィリアムズ 1:32:253 0.973 126
9 セルゲイ・シロトキン ルノー 1:32:287 1.007 90
10 ピエール・ガスリー レッドブル 1:32:568 1.288 65
11 パスカル・ウェーレイン ザウバー 1:34:462 3.182 91
12 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1:35:015 3.735 70


©MercedesAMGF1
午前中にトラブルに見舞われたものの、3レース分近くの距離をたった1日で走ったボッタス。ボッタスが記録した最速タイムは、先日のバーレーンGPのポールタイムより2秒以上遅かった。


©fia.com
昨日は2018年仕様のピレリタイヤのテストを担当したフェラーリのセバスチャン・ベッテル。今日は通常のテストプログラムを実施。午前中にメカニカルトラブルが発生し9周の走行にとどまっていたが、午後からコース上に復帰。64周を走り、テスト終了間際に2番手タイムを記録した。


©McLarenF1
トラブルフリーの1日を過ごし労をねぎらうマクラーレン・ホンダのスタッフとエリック・ブーリエ。心配されたERSのトラブルはなかったようで無事にテストプログラムを敢行。安堵の表情が溢れる。日曜の決勝をスタートすることすらできなかったバンドーンだったが、この日はフルレース距離を完走した。


©redbullracing
今季スーパーフォーミュラへ参戦する注目のピエール・ガスリーは65周を走り10番手タイム。チームは新型のシャークフィンをテストしたようだ。ガスリーは今週末のスーパーフォーミュラ開幕戦に向けて日本へとんぼ返りとなる。

2017年F1バーレーンテスト分析

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