メルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、2018年F1ハンガリーGPにて
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5位バルテリ・ボッタスに10秒加算ペナルティ…リカルドとの接触事故の責任問われ / F1ハンガリーGP決勝

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F1ハンガリーGPのスチュワードはレース終了後、5位フィニッシュを果たしたメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスに10秒ペナルティを科す事を発表。合わせて、スーパーライセンスにおけるペナルティポイントを2点追加した。

事の発端は29日の第12戦ハンガリーGP決勝レース終盤の68周目。5番手を走行していたダニエル・リカルド(Red Bull)がホームストレートエンドで4番手のボッタスにブレーキング勝負を仕掛けた際、イン側にいたボッタスが止まりきれず、アウト側からのオーバーテイクを狙ったリカルドの右側面に激突。コース上にはボッタスのフロントウイングと、リカルドのバージボードが飛び散った。

その後、リカルドは最終周に再びボッタスを捉えオーバーテイク。ポジションを一つ上げ4位でチェッカーを受け、ボッタスは5位に後退した。この一件は審議の対象となり、スチュワードはボッタスに責任があると裁定。10秒加算の罰則が科されたものの、6位ピエール・ガスリーとのギャップは23秒273であったため、順位変わらず最終5位が確定した。

裁定の理由についてスチュワードは、リカルドがボッタスに対して十分なスペースを残していた事を指摘。事故はダウンフォース不足に陥ったボッタスがタイヤをロックアップさせた事によって引き起こされたとの見解を示した。

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