ホンダF1史のハイライト動画

貴重映像満載…動画:ホンダF1史、1965年の初優勝から2006年のラストウィンまで

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レッドブルとの新しいシーズンを前に期待が高まる中、フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、ホンダ・レーシングのF1での歴史を振り返る動画を公開した。当時、まだ二輪メーカーとしてしか知られていなかったホンダは1964年にF1初参戦。翌65年のメキシコGPで初優勝を挙げた。

1965年: ホンダF1初優勝

1965年のメキシコGPがホンダにとってのF1での初優勝

フルコンストラクターとしてF1に初参戦してから1年後、今から53年前の1965年最終第10戦メキシコGPで、アメリカ出身のレーシングドライバー、リッチー・ギンサーがHONDA RA272をドライブ。念願のF1初優勝をもたらした。

1984年: エンジンサプライヤーとして初勝利

エンジンサプライヤーとしてのホンダのF1初優勝は1984年

第一期撤退から15年後の1983年、ホンダはエンジンサプライヤーとしてF1に復帰。復帰翌年の第9戦アメリカGPで、ホンダRA163Eを搭載したウィリアムズFW09をドライブしたケケ・ロズベルグが優勝。ホンダは1967年イタリアGP以来となる復帰後初勝利をあげた。

1986年: ウィリアムズFW11で初のチームタイトル

ホンダエンジンを搭載したウィリアムズFW11が1986年のコンストラクタチャンピオンに

初のコンストラクタータイトルは1986年。自然吸気エンジンが禁止されたこの年、V6ターボエンジン「RA166E」を搭載したウィリアムズ・ホンダは、ネルソン・ピケとナイジェル・マンセルをラインナップに16戦中9勝。マクラーレンに大差をつけてコンストラクター選手権を制覇した。

1988年: F1の歴史上最も圧倒したシーズン

1988年のマクラーレン・ホンダMP4/4は、F1の歴史上最もシーズンを支配した

マクラーレン・ホンダとして初めてF1のグリッドに着いた1988年、MP4/4は16戦中15勝とライバルを圧倒し、アイルトン・セナがドライバーズ・タイトルを獲得。ホンダは再びコンストラクターズの頂点を掴み取った。シーズン勝率93%は、F1史上最も高い記録として今日まで破られていない。

1991年: 6年連続でのチャンピオンシップ制覇

ホンダは1986年から1991年までの6年連続でチャンピオンシップを制した

1986年の選手権制覇以降、ホンダは1991年まで6年連続でチャンピオンを獲得。1991年はアラン・プロストがワールドチャンピオンに輝いた。ホンダF1第2期は1992年に幕を下ろしたが、9年という期間で積み上げた勝利は69勝。まさに文字通りの黄金時代であった。

2004年: B・A・Rホンダでカムバック

BARホンダ、2004年に表彰台11回でタイトル2位を獲得

2000年に、B・A・Rとタッグを組みF1に復帰。4年後の2004年、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨のコンビで表彰台計11回を獲得し、チャンピオンシップ2位を獲得した。バトンはドライバー選手権で3位につけた。

2006年: ホンダF1最後の勝利

ホンダF1最後の勝利、2006年メキシコGP

ホンダは2006年、B・A・Rの株式を買収して第一期以来となるフルコンストラクターとしてF1に復活。雨による波乱のレースとなった第13戦ハンガリーGPでジェンソン・バトンがトップチェッカーを受け、ホンダワークスとして39年ぶりの優勝を果たした。

だが、以降は低迷期を迎え2008年を以って撤退。その後、ハイブリッド・ターボ時代2年目の2015年にマクラーレンと提携しカムバックするも、優勝はおろか表彰台にすら立てない状況が続いている。ホンダは2019年、レッドブルと共に13年ぶりの勝利を目指す事になる。

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